キャリアの広場は、キャリア教育の様々な情報を送り届ける情報メディアサイトです。お気軽にご活用ください。

2020年、入試が多面的評価に切り替わるインパクト

主体性評価で入学者はどう変わるか:PROGによる検証

2018/03/09  タグ:  

角方正幸(「キャリアの広場」責任者/____
リアセックキャリア総合研究所所長)

2018年の大学入試センター試験が無事終了し、いよいよ2年後の2020年から新たな入試制度への切り替えが始まる。その真の目的は高大接続教育改革であり、入試改革はその一部にすぎないことは言うまでもない。高大接続教育改革とは「大学での教育改革」と「高校での教育改革」、そしてそれをつなぐ「大学入試改革」という3つを指している。背景にある時代認識は、いわゆる21世紀型能力に代表される「能力の多面性」を重視し、教科学力一辺倒(知識偏重)を脱して、思考力や主体性の育成に力を入れていくべきというものである。
そこで注目されるのが、大学入試が従来の試験内容からどのように変わるのかであり、リテラシー(思考力など)やコンピテンシー(主体性など)を評価する選考方法や試験問題に、関係者の関心が集まっている。昨年末「大学入学共通テスト」の試行調査の問題と結果が公表された際に関心が高かったのは、記述式の採点体制、段階別評価を含む成績評価の方法、英語の民間試験の選定などであった。

一方で、当事者である受験生(高校生)からみれば、新たな入試制度が自分の合否にどのような影響があるのかが、最も関心が高いところではないか。新たな入試制度に切り替わると合否にどのような影響が出てくるのかの議論や予想は全くされていない。恐らく、2020年以降に難関大学の合格者ランキング(設置主体別、地域別、男女別など)が明らかとなるに伴い、活発に議論が始まると思われる。

入試改革2020のインパクトをシミュレーション

ここでは、河合塾とリアセックが開発した‘学びみらいPASS’の受験生データを用い、2020年から始まる大学入試改革で合否判定が「教科学力のみ」からリテラシー(思考力など)、コンピテンシー(主体性など)を加えた「多面的評価」に切り替わった場合、難関大学合格者の顔ぶれがどのように変わるかをシミュレーションした。

続きは「カレッジマネジメント」でお読みください→http://souken.shingakunet.com/college_m/2018_RCM209_22.pdf

コロナ禍対策共有プロジェクト

セミナー・公開研究会情報

近日開催予定のセミナー・公開研究会情報がございません。

学ぶと働くをつなぐキャリア関連ニュースなど、当サイト最新情報を無料のメールマガジンにてご確認いただくことが可能です。



閉じる