日本と同様に、大学進学率の上昇で多様な学生の受け入れが進むイギリスでは、大学として「雇用される『力』」「起業する『力』」の育成を打ち出し、教育の責任として、卒業生に対するキャリア相談や起業支援までを行う包括的施策による大学改革が進んでいます。
中には、その姿勢を強調するために、キャリアセンターを改組し、「キャリア・エンプロイアビリティ・センター」あるいは「キャリア・エンタープライジング・センター」へと機能拡張する大学も出てきています。
本セミナーでは欧州圏における教育改革の動向を踏まえた上で、大学のキャリアガイダンス・キャリア教育が、特にイギリスでどのように変化してきたか、そして今後どのような変化が予想されるかについて、幾つかの先進事例とともにお伝えします。
貴学の教育改革の一助となれば幸いです。
- ボローニャ･プロセス以降の、欧州における高等教育機関の質保証の動き
- その中でのイギリスの位置づけと各種の政府施策
- 今後の教育改革の動向（日本との類似点・相違点） など
桜美林大学
大学アドミニストレーション研究科 教授
舘 昭 氏
東京大学教育学部卒業、同大学院博士課程満期退学。奈良教育大学、大学評価・学位授与機構などを経て現在、桜美林大学大学アドミニストレーション研究科教授。専攻は、高等教育、教育行政、教育思想。著書に「現代学校論」「子供観」など。
- 欧州のキャリアガイダンス・キャリア教育の変遷
- その中でイギリスのキャリアガイダンス・キャリア教育の動向
- 産業界との連携 など
筑波大学
キャリア支援室長 特任教授
渡辺 三枝子 氏
ペンシルバニア州立大学大学院にて博士号（カウンセリング心理学）取得。日本労働研究機構、明治学院大学教授、筑波大学教授を経て、現在、筑波大学キャリア支援室長、同大特任教授。著書に「キャリアカウンセリング入門」「新版キャリアの心理学」など。
- 「エンプロイアビリティ開発」を経営戦略の中核に据えている先進事例2校のご紹介
株式会社リアセック
取締役COO
松村 直樹
筑波大学大学院修了後、（株）リクルート入社。求人情報誌の企画、関連会社の再編、新規事業開発などを担当した後、97年よりキャリアアセスメントの開発・キャリア教育の事業化に従事。06年（株）リアセック設立、同社取締役COOに就任。
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