株式会社リアセックと株式会社ピックアンドミックス(河合塾グループ)では、企業で働く全国4,000人を対象に企業人の仕事・能力・学びと働き方志向の相互関係について調査を実施しました。その結果、今後のジョブ型雇用の進展を前提に、「キャリア自律」に対する意識が最も仕事評価に影響を与えることが判明。さらに、キャリア自律意識は「自主的な学び」にも影響し、仕事評価を高めることも分かってきました。また、仕事エンゲージメントを高めるのは成長予感、仕事満足度、職場環境の良さ(周囲のサポートがある、目標共有、心理的安全性)の3要素で、ジョブ型雇用を希望する人にとっても職場環境が重要であることが明らかとなりました。

その調査分析結果を記した『PROG白書2024 ジョブ型雇用への処方箋:企業人4,000人の働き方志向・仕事能力・学び行動調査』の発刊を記念し特別セミナーを開催します。セミナーでは、調査結果の報告とともに多様な講師陣をお迎えし、変化する産業社会の中で、企業・大学・高校それぞれのキャリアステージで、果たしてどのような人材育成が成されているか、その「いま」をお話しいただきます。

ご登壇いただくのは、企業の立場から、リクルートワークス研究所 主任研究員:古屋氏、NECライフキャリア株式会社 代表取締役社長:佐藤氏、大学の立場から、青山学院大学 教育人間科学部教授:杉谷氏、高校の立場から、学校法人河合塾 学校事業推進部部長:山口です。オンデマンドで3週間配信いたしますので、ぜひご視聴ください。

セミナー概要

主催
河合塾グループ、株式会社リアセック
配信期間
2024年9月2日(月)~ 2024年9月22日(日)
開催方法

オンデマンド配信

対象
企業人事関係者、大学・短大など高等教育関係者、高校など中等教育関係者
参加費
無料
お申込み
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終了しました

プログラムのご案内

  • 講演1
  • ジョブ型雇用への処方箋 「PROG白書2024」分析報告

    株式会社リアセック キャリア総合研究所 所長
    角方 正幸

    東京工業大学社会工学科を卒業後、三井情報開発総合研究所に入社。
    1983年リクルートに入社し、リクルートリサーチ取締役、リクルートワークス研究所 主幹研究員を歴任。日本初の新卒求人倍率調査、リクルート版労働白書「Works Report」、経済産業省人材ニーズ調査プロジェクト等を主査。
    文部科学省教育GP大学部会委員、就業力育成事業委員としても活動。現在は、リアセックキャリア総合研究所所長として、若年層の基礎力と就職プロセスに関する調査研究を数多く手掛ける。
  • 講演2
  • 若手の力を活かす職場づくり -「ゆるい職場」を超えて

    リクルートワークス研究所 主任研究員
    古屋 星斗氏

    2011年一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻修了。
    同年、経済産業省に入省。産業人材政策、投資ファンド創設、福島の復興・避難者の生活支援、政府成長戦略策定に携わる。2017年より現職。労働市場や次世代社会の人と仕事を研究する。一般社団法人スクール・トゥ・ワーク代表理事。法政大学キャリアデザイン学部兼任教員。大阪商工会議所若手社員キャリアデザイン塾塾長。著書:『ゆるい職場 若者の不安の知られざる理由』中央公論新社、『なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか』日本経済新聞出版、『「働き手不足1100万人」の衝撃』プレジデント社など
  • 講演3
  • NECグループの人材戦略
    ~変化する社員と会社の関係の中で、
    主体的キャリア・スキル開発をどう進めるか

    NECライフキャリア株式会社 代表取締役社長
    佐藤 秀明氏

    大学卒業後日本電気株式会社(NEC)に入社。以来人事・総務部門の業務全般を歴任。フィリピン・マニラ駐在を経て2004年からアジアパシフィック地域人事統括、2007年帰任後は労務・労使関係、国際人事関係、全社人事制度企画関係を順次担当、2015年から人事部長、2019年人事総務部長。個人と会社の最適な関係作りをライフワークとし、2020年9月NECライフキャリア株式会社の設立と同時に代表取締役社長に就任、現在に至る。
    同社は働き手の主体的なキャリア・スキル形成を主要事業として活動している。
  • 講演4
  • 大学生の変化と大学教育改革の現状

    青山学院大学 教育人間科学部教育学科教授
    同大学院 教育人間科学研究科教育学専攻主任
    同大学 FD推進室長、教学マネジメント推進センター副センター長
    杉谷 祐美子氏

    専門分野は高等教育論、教育社会学。主な研究内容は、学士課程カリキュラムの改革、初年次教育プログラムの開発、大学生の学修状況等に関する実証調査研究。
    大学設置・学校法人審議会専門委員、同特別委員、中央教育審議会大学分科会臨時委員等を歴任。大学教育学会常務理事、日本高等教育学会理事、初年次教育学会理事。近著:『STEM高等教育とグローバル・コンピテンス -人文・社会との比較も視野に入れた国際比較』東信堂、2022年(共著)
  • 講演5
  • 変わる高校教育

    学校法人河合塾
    学校教育サポート本部 学校事業推進部 部長
    兼 経営戦略推進室 教育ソリューションビジネス担当 上席調査役
    山口 大輔

    1996年入塾。高校営業として東京都内の学校を担当。2002年より名古屋大学と共同研究を行うと共にテスト理論を学び、新商品開発に携わる。その後、模試事業企画を経て2009年より新規事業企画に従事し、学びみらいPASSおよびミライ研の開発を担当する。現在はキャリア教材、ICT教材、ケンブリッジ英語検定などの事業責任者として商品の品質管理および学校へ活用提案・研修などを行っている。
  • 総括
  • 総括

    株式会社リアセック 取締役
    株式会社ピックアンドミックス 代表取締役
    松村 直樹

    1988年筑波大学大学院環境科学研究科修了。06年にリクルート社より キャリアアセスメント及びキャリア教育事業を継承し、株式会社リアセックを設立。
    12年学校法人河合塾と共同し、基礎力測定テスト「PROG」を開発。教育の新サービス開発を目的に、19年河合塾グループとの合弁会社、ピックアンドミックス社を設立。専門領域は、キャリア教育・キャリアアセスメント。近著:『「ジョブ型雇用時代」のキャリアマネジメント支援論』クロスメディア・パブリッシング(共著)

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