笑顔の数だけ、仕事がある R-CAP 職種事典

アクチュアリー(保険数理士)

非常に高度な数学・統計学の知識を駆使しながら、
保険などの掛け金・支給額を算出するスペシャリスト

どこで働く?

生保・損保会社の企画部門や商品開発部門、銀行・信託銀行など。厚生省などで公務員として働くアクチュアリーもいる。

何をする?

保険会社が利益をあげられる保険料、適切な年金や健康保険の掛け金・支給額(厚生省の場合)などを統計学的に算出していく。たとえば、新しい保険商品を企画するために「どのぐらいの確率で事故が起こるか」「病気で死亡する率はどのくらいか」「火災に遭う確率はどのぐらいあるか」などを統計学的に分析し、掛け金や支払う保険料の損益分岐点を導き出していく、数学と統計学のスペシャリスト。

どんな人と働く?

保険会社の場合は商品開発部門のスタッフと密接なつながりがあるが、実際の仕事の進め方としては、個人プレイで行う場合が多い。

こんなやりがいがある!

たとえば、30代、40代、50代…と、年齢層により事故を起こす確率が異なっているというデータを参照して、掛け金を算出するのに、どの変数を利用すればいいかを考える。そして、論理的に正しい「式」を導き出したときに、大きな満足感をおぼえるタイプの人に向いている。

どんな知識・スキルが必要?

アクチュアリー(保険数理士)を取得した人が、この仕事をすることを認められる。一般に、理数系の大学を卒業した人が、業務のかたわら資格取得のための講座に出て勉強するというケースが多い。資格試験は専門的かつ高度な知識と技術が求められるため非常に合格が難しく、合格率は20%程度である。

一言コメント

「喫煙者と非喫煙者の掛け金が違う保険」が登場した背景にも、アクチュアリー(保険数理士)の専門的なノウハウがあった。

自己分析・適職診断プログラムR-CAPについて

R-CAPは、科学的な理論と手法に基づき社会の第一線で活躍する140職種・2万人のデータを元に開発。客観的な自己分析を実現する就職活動支援ツールとしてシリーズ累計100万人以上が利用している自己診断ツールです。エントリーシート対策や面接対策にご活用いただけます。

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