笑顔の数だけ、仕事がある R-CAP 職種事典
金属・非鉄系応用研究・技術開発
精錬する高炉の温度や、配合する金属をいろいろ変えて、
世の中が求める最先端の特殊鋼や合金を実現する仕事

製鉄、非鉄金属メーカーなどの開発部門。

上記のような分野で、製品化にあたって、新しい性質の金属を開発する。たとえば、「店舗などのシャッターに使うため、従来より薄く強度が変わらない特殊鋼を開発する」「さまざまな体型の女性にフィットするブラジャーのためにより軟らかな形状記憶合金を開発する」など。従来の自社技術を掘り下げていくシーズ型研究と、営業部門などの要請によって開発するニーズ型開発がある。

営業部門・生産部門などとはたえず連絡をとりあいながら開発業務を進めていく。

目標とする硬度・柔軟性・重量・コストなどを実現するために、「高炉の温度をさまざまに設定する」「混合する金属の種類を変えて合金をつくる」など。最新技術を使った実験設備を利用しながら、開発テーマを実現するための試行錯誤をつづけていく仕事。地道なデータとりなどもあり、派手な印象はないが、長い時間かけて一つの仕事を成し遂げることが大きなやりがいとなる。

上記のような業種の企業。また、金属の商社や、鉄リサイクルメーカーに、同種の仕事がある場合も。

仕事に必要な資格のようなものはないが、非常に高度な技術を使いこなすため、大学(院)、高専、専門学校などで材料学・金属学などを専攻した人が多い。
自己分析・適職診断プログラムR-CAPについて
R-CAPは、科学的な理論と手法に基づき社会の第一線で活躍する140職種・2万人のデータを元に開発。客観的な自己分析を実現する就職活動支援ツールとしてシリーズ累計100万人以上が利用している自己診断ツールです。エントリーシート対策や面接対策にご活用いただけます。
自己分析・適職発見診断ツールのR-CAPシリーズTOPへ
一言コメント
スーパーファインメタル(釣り糸にも使える、髪の毛よりも細い鉄/従来の鉄では重すぎて使えなかったスペースシャトルにも利用できる超軽量な鉄…など)を開発しているのも、この分野の技術者。重厚長大なイメージでとらえられがちなところもあるが、確実に先端技術分野の一翼を担っている。