笑顔の数だけ、仕事がある R-CAP 職種事典

回路設計

半導体やコンデンサなどの部品を論理的に配置して、
家電・エレクトロニクス製品のコンパクト化に貢献する仕事

どこで働く?

家電・エレクトロニクス・自動車・ゲームマシンメーカーや電子機器を利用している機械メーカーなどの開発部門。

何をする?

家電製品や家庭用ゲームマシン内部の電子・電気回路を設計する。回路というのは、電気信号で動く部分で、製品から意匠部分(ケースなど)と機構(メカ)部分を取り除いた残りと考えることができる。具体的には「システム設計」「論理設計」「回路設計」からなるが、簡単にいえば、プリント配線盤の上に、どのように半導体やコンデンサなどを配置していくか、設計していく仕事といえる。

どんな人と働く?

意匠部分を担当する工業デザイナーや機構部分の設計担当などとはこまめな打ち合わせが欠かせないが、実際の作業は一人で行うことが多い。

こんなやりがいがある!

たとえば、ゲームマシンなどでは、数年間で飛躍的な性能アップを果たしているのに、マシン自体はむしろ小さくなっている。このようなコンパクト化のニーズを受けて試行錯誤するのが、回路設計担当者。限界までコンパクト化された回路では、配線部分の長さにより半導体間のタイムラグが起こり作動しない、熱により暴走するなどのトラブルが発生しやすいが、これを回避し、目標とされるスペックを達成するところに、回路設計の仕事のポイントがある。

どんな知識・スキルが必要?

仕事に役立つ資格としては、国家資格のプロダクションエンジニア、文部省認定のディジタル技術検定などがある。非常に高度な電気・電子の専門知識が必要なため、この分野の仕事に就く人の多くは、大学(院)、高専、専門学校などで電気・電子工学(ハード中心)を学んでいる。

一言コメント

設計の業務にはCAD/CAMを使うが、試作なども行う。みずから電子・電気回路を組み立てる仕事に興味がある人に向いている。

自己分析・適職診断プログラムR-CAPについて

R-CAPは、科学的な理論と手法に基づき社会の第一線で活躍する140職種・2万人のデータを元に開発。客観的な自己分析を実現する就職活動支援ツールとしてシリーズ累計100万人以上が利用している自己診断ツールです。エントリーシート対策や面接対策にご活用いただけます。

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