タクナルとは?
アクティブラーニングのベースをつくるケースメソッドPBLプログラム

コンセプト

正解の無い問題に取り組み、価値創造できる人材を育成する

正解の無い問題に取組む態度と期待を上回る成果をあげられる能力を身につけることは、学生生活を充実させ、卒業後の社会人生活でのキャリアを歩むうえでも大変重要な要素です。タクナルでは、目指す育成人材像とプログラムを通じて起こしたい変化を次のように設定しています。
 
 

起こしたい学生の変化
  • 目の前にある問題の解決の議論に、積極的に参加しようという姿勢がどんどん高まる
  • とことん思考・議論する体験を繰り返し、議論が徐々に上手くなる
  • 個々が感じたことを、率直に伝えることができるようになる
  • 白熱した議論を経て、誰かと何かを生み出すこと楽しいと思えるようになる
目指す育成人材像
  • 仕事の成果とは、「言われたことをそのとおりにこなす」ことではなく、「周囲の期待を超える価値を創造する」ことだという価値観を持っている人
  • 常に目的と目標を持ち、それをどうやったら達成できるかを考える意欲を持っている人
  • 「自分はこうしたい」という意思を表現し、周囲に賛同してもらい、協力や応援をしてもらえる人

特徴

学生1人1人が、タクナル状態になり学習が深まる
アクティブラーニングのベースづくりのためのプログラム

1

1人ひとりの主体性を高めるメソッド
学生達が前のめりで取り組みたくなる状態を創りだす仕掛けが設計されています。
・親和性のあるテキスト
・身近なテーマ設定による発言意欲の醸成と少数意見の尊重
・選択形式による意見と理由の明確化

2

ジェネリックスキルを開発するケース設計
何人かで話し合いをするだけで、一人一人の問題解決力が高まるわけではありません。タクナルでは、段階的に育成されるようにケース設定されています。
・段階的に難易度が上がるケース設定
・明確に開発するジェネリックスキルを設定したケース

3

チームビルディングを促進し、リーダーシップを開発
チームメンバーの関係構築を促進し、各自がチームにポジティブな影響力(リーダーシップ)を発揮して、より良い成果をあげたくなるような進行手順が標準化されています。
・ニックネームの活用と自己開示の促進
・リーダーズミーティングによるリーダーシップ強化

背景にある問題意識

教員がアクティブラーニング・PBLで直面する
問題・ジレンマを、学びの構造化で解決したい

タクナルは、「主体的な学び」を実践される教員の方々の問題解決を目指しました。

事前調査で教員から挙がった問題意識

  • 学生の発言が少ない、自分の意見を言わない
  • 学生が主体性を発揮しない
  • リーダーとフォロワーが固定化する
  • フリーライダーが、他学生のモチベーション低下や不満につながる
  • 必要最低限押さえたい知識を教える時間が不足する
  • 教員が介入し過ぎてしまうことで、学生の失敗経験からの学びが乏しくなる
  • 各クラスや教員間での授業内容の統一化
  • 教員の意識、スキルの差があるため、学科共通科目での実施が難しい