笑顔の数だけ、仕事がある R-CAP 職種事典

素材系応用研究・技術開発

「狭くて深い」専門領域に関して、個人プレイで研究・開発し、
千差万別な性質をもつ素材をつくりあげていく仕事

どこで働く?

素材・繊維・化学メーカーなどの研究所、開発部門。

何をする?

上記のような分野で、新しい製品に必要な素材技術を開発する。この分野にはシーズ型研究とニーズ型開発がある(※参照)。この二つの型の例としては、次のようなものが挙げられる。
(1) 「自社がもつ特許を生かして、さまざまな性質をもつ化学繊維を応用研究し、アパレルメーカーに供給する」(シーズ型)。
(2) 「スーツのアイロンがけが面倒だから、しわになりにくい生地ができないか、というアパレルメーカーの要望に応えて、形状記憶繊維の開発を始める」(ニーズ型)。
いずれの場合も、素材の分子レベルから考えた技術開発が行われる。

どんな人と働く?

この分野では、大きなチームで活動するよりも、一人一人の技術者が「狭くて深い」専門領域をもち、個人プレイで研究・開発を進めることが多い。

こんなやりがいがある!

たとえば、タイヤ用のゴムを開発する場合、ゴム材料の種類や、添加剤の配合により、「クッションが柔らかく安定したタイヤ」から「F1レースのようなハードな条件に耐えられるタイヤ」まで、千差万別なバリエーションをつくっていくことができる。このような推論→実験の試行錯誤で課題に応えていくことに、満足感をおぼえるタイプの人に向いている。

どんな知識・スキルが必要?

仕事に必要な資格のようなものはないが、非常に高度な技術を使いこなすため、大学(院)、高専、専門学校などで化学、材料学などを専攻した人が多い。

一言コメント

「この分野の技術なら、あの人に聞け」といわれるような、会社内の生き字引的存在になることが、技術者にとって嬉しいことだという。

自己分析・適職診断プログラムR-CAPについて

R-CAPは、科学的な理論と手法に基づき社会の第一線で活躍する140職種・2万人のデータを元に開発。客観的な自己分析を実現する就職活動支援ツールとしてシリーズ累計100万人以上が利用している自己診断ツールです。エントリーシート対策や面接対策にご活用いただけます。

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