【体験レポート】新年度のチームビルディングに!
カードソートで「相互理解」を深めるワークショップ
更新日:2026年3月31日
こんにちは!株式会社リアセック HR事業グループの近藤です。
いよいよ新年度が近づいてきました。この時期、人事担当者や現場のリーダーの方々から特によく伺うのが、「チームビルディング」に関するお悩みです。
「新しい組織体制になるけれど、どうやってメンバー同士の関係を築けばいいのか?」
「相互理解を深めたいけれど、堅苦しい研修は避けたい……」
そんな課題を解決すべく、今回は私たちHR事業グループが自ら、自社商品「カードソート」を活用したチームビルディング研修を体験してみました!メンバーが実際に体験したリアルな空気感をお届けします。

カードソートとは、キャリアカウンセリングの知見を活かし、ゲーム感覚で手軽に自己理解・相互理解を深められるカード型のアセスメントツールです。自分の価値観や強みを「カードを選び、分類する(ソートする)」という直感的な作業を通じて可視化できるのが特徴で、就職活動を控えた学生から、キャリア研修を行う社会人まで幅広く活用されています。
弊社がご提供しているカードソートシリーズには3つの種類があります。
①「人生の価値観」がわかるLIFE TIME VALUEカード
②「働く目的」がわかるWORK VALUEカード
③「仕事で活かせる強み」がわかるMY STRENGTHカード
今回はこの3種類のカードソートを使用し、自己理解・相互理解を深めるチームビルディング研修を実施しました。

チームビルディング研修はマネージャーやリーダーの方が進行されるケースも多いかと思います。チームの雰囲気や業務を理解している立場の方が進行することで、会社や業務に結びついた相互理解が可能です。
一方で、外部講師をファシリテーターとしてお招きするという手段もあります。マネージャー・リーダーもワークに集中して参加できますし、社外の方ならではの新たな視点を得ることができたり、プロの視点で価値観の深掘りができるといったメリットがあります。
■グランドルール
研修の最初に、グランドルールを確認します。
・今日は評価ではなく、理解の場
・違いを面白がってみよう
最初にこのグランドルールを共有することで、お互いの価値観や発言を否定しない、心理的安全性の高い場をつくる意識を醸成します。
まずは、「人生の価値観」がわかるLIFE TIME VALUEカードを使ってワークを行います。
カードに1枚ずつ書かれた文字を読み、①「大事」と思うもの、②「まあまあ大事」と思うもの、③「大事ではない」と思うもの の3つの山に分け、そこから特に大事な価値観を絞り込んでいきます。
絞り込んだ大事な価値観とその理由をメンバー同士で共有します。
まったく系統の異なるカードを選んでいるメンバーがいたり、同じカードを選んでいても選んだ理由や背景が違っていたりと、チーム内の違いを楽しみながらお互いを理解することができました。
次に、「働く目的」がわかるWORK VALUEカードを使ってワークを行います。
こちらもLIFE TIME VALUE同様、カードの文字を読み、①「とても大切」と思うもの、② 「まあまあ大切」と思うもの、③ 「あまり大切ではない」と思うもの の3つの山に分け、特に大切にしている価値観を絞り込みます。
カードの色で、関心が「会社」「ヒト」「仕事」のどの方向に向いているかということもわかります。
メンバーの仕事に関する価値観を理解することで、その人の「行動」に対する理解や納得感が変わりました。「自分で決めたい」「サポートしてほしい」など、人とのかかわりに関する価値観も把握でき、関わり方を考えるきっかけにもなりました。
次に、「仕事で活かせる強み」がわかるMY STRENGTHカードを使ってワークを行います。
カードの文字を読み、①「自分っぽい」と思うもの、② 「まあまあ自分っぽい」と思うもの、③ 「自分っぽくない」と思うもの の3つの山に分けます。そして①「自分っぽい」と思うカードを裏返し、カードの裏面の各色の枚数を数え、枚数が多い上位2色を決めます。
色は全部で8色あり、これが8種類のストレングス、つまり8種類の強みを表しています。
ここで、自分がその強みを発揮している場面の共有をします。その後、他のメンバーからその方の強みが発揮できていると思う場面を必ず3つ以上、本人にフィードバックします。普段自覚していない場面でも強みが発揮されていると言ってもらえたり、自己肯定感が高まる時間でした。
最後に、カードソートでわかった価値観とWILL CAN MUSTのフレームワークをもとに、仕事において価値観や強みをどのように発揮するか、ネクストアクションを考えてチーム内で宣言します。
業務でどのように活かすかを言語化し宣言することで、チームの士気も高まります。また、仕事に関する価値観の相互理解もできたので、メンバーが強みを発揮するためにどのようなかかわり方をするとよいかなど、働くうえで参考になる情報を共有できた貴重な機会でした。
「『違い』をチームの資源(リソース)に」。違いを理解し強みで補いあうことで、このメンバーだからこその “チームの成果”を発揮できます。
Q. カードソートを活用したチームビルディング研修の感想を教えてください。
○価値観の言語化による気づきがあった|マネージャー 中村さん
なんとなくわかっていたメンバーの価値観も、実際にメンバー自身に言葉にしてもらうことでより明確になった気がします。相互理解だけでなく自己理解という観点でも、自分で新たな言葉で価値観を言語化する体験ができました。メンバーからのフィードバックでは、「自分はメンバーからそう見えてたんだ」という気づきがあり、とてもうれしく感じました。
○相互理解の貴重な機会になった|メンバー 手塚さん
特別な準備をせずとも、進行スライドをもとにワークがスムーズに進み、“手軽に”自己理解・他者理解ができました。普段、同じ部署の上司やメンバーのことをもっと知りたいと思っても、「その人のことを知るには何をどう聞いたらいいんだろう?」とコミュニケーションの取り方がわからないことがあるので、このような相互理解のワークショップの機会があるととてもよいと思いました。
○負担なく自己開示ができた|メンバー 齋藤さん
カードソートを活用することで、自己理解・他者理解が深まった気がします。私は他者に自己開示することが苦手なのですが、チームでこのような相互理解ワークの機会を設けることで、気軽に自己開示ができて、メンバーの理解が深まった実感があります。
○自分では気づかなかった強みがわかった|メンバー 近藤
自分の強みはなんだろう?どこで発揮できているんだろう?と日頃思っていたのですが、カードで強みを言語化しながらメンバー同士で「○○さんはこんな場面で強みを発揮していた」とフィードバックしあうことで、自覚していなかった発揮場面に気づくことができました。チームのためにもっと強みを発揮していこうという気持ちになり、とてもうれしかったです。
Q. 今回のワークショップのファシリテーションのポイントを教えてください。
○ファシリテーター(リアセックパートナー講師)
①グランドルールをファシリテーターが体現する
グランドルールを2つ設けていますが、まず誰よりも進行する人がルールを体現することが重要です。価値観を否定しないことはもちろん、『良い・悪い』など評価しないこと・違いを楽しむことをファシリテーターが誰よりも意識することで、メンバーの意識も醸成できます。
②フィードバックをしあえる関係性であることが重要
普段の仕事ぶりや行動を見ている方同士の方が、強みの発揮場面などをフィードバックしあえるのでおすすめです。もし初対面の方同士・普段顔を合わせない方同士で実施する場合は、このワークショップ内での発言や行動についてフィードバックするとよいでしょう。
③メンバーからのフィードバックにはルールを設ける
たとえば、「強みの発揮場面は最低3つフィードバックしましょう」など、数の指定をすることが有効です。「もしあれば言いましょう」という形にしてしまうと、フィードバックが一つも挙がってこないメンバーが出た場合、そのメンバーが「自分のことなんてみんな気にしていないんだな」と疎外感を抱きかねず、チームビルディングとしては逆効果になります。「メンバー全員で必ず〇個挙げる」というルールを強調し徹底を求めることで、チームビルディングへと繋げていきましょう。
プログラム設計者・灘より
4~5月からは新人だけでなく、異動による受け入れもあり、新たなチームとしてスタートするというチームも多いのではないでしょうか?事業成果を出すために、メンバーそれぞれの自己理解とチームメンバーの相互理解を楽しみながら行えるプログラムを作成しました。
このチームビルディング(相互理解)の場での成果物や気づきは、メンバーとのキャリア面談や1on1でも継続して活用いただけると思います。働き方の多様化が進む今だからこそ、期初の心理的安全なチーム作りはより重要になるかと思います。新体制スタートに向けて、この機会をぜひご利用ください。
今回のチームビルディング研修を通して私たちが一番に感じたのは、カードソートという「形」があるツールを使うことで、普段はなかなか言えないような自分の価値観や相手の強みを自然に伝えたり共有できるということです。
新体制が始まるこの時期は、誰しもが「うまくやっていけるだろうか」という不安を抱えるものです。しかし、その不安を「お互いを知るワクワク」に変えることができれば、チームのスタートダッシュは確かなものになります。
「メンバーの本音を引き出したい」 、「チームの一体感を短時間で醸成したい」、 「心理的安全性の高い組織をつくりたい」とお考えの方は、ぜひ一度、この「カードソート」を使った対話を試してみてください。