就活を乗り越えるための第一歩 自己分析の壁を越えるためのヒント

自己分析の壁1 自分らしさがわからない

自己分析を行うに当たって、まず考えることになるのが「自分らしさ」というテーマ。
「自分」という言葉は、「自己」とか「自身」とか、ちょっと心理学っぽく言うと「自我」などと表現されることもあります。こうした一連の言葉には「他人と区別する」という意味が絶対に含まれます。この「他人との区別」こそが「自分らしさ」といわれるものなのかもしれません。しかしながら、実際にこの「自分らしさ」を分析しようとするとき、多くの人が「壁」に突き当たります。これが「自己分析の壁」です。

特別な体験や人に自慢できるような経験は必ずしも必要ではない

二つに分類される体験の種類「人と違う体験はしたことが無い」「人に自慢出来るような経験はしたことない」これらは就活中の学生の方からよく聞く言葉です。それゆえ、「自分には他人と区別するような特徴がない」といった形で結論付けてしまっているケースをよく目にします。しかし、そのような人たちには本当に「特徴がない」のでしょうか?
実はみなさんの「経験」=「体験」は、2種類に分類することができます。
1つは「実体験」。そして2つめは「認知体験」です。「実体験」とは単純な事実としての体験、つまり、「何が起こったか」ということです。これに対して「認知体験」とは、感情を伴った記憶にとどめる印象値を含んだ体験、つまり、「起こったことに対してどう思い、どう感じたか」までを含めた体験になります。
みなさんの体験をこの2つで考えたとき、どちらの方が「あなたならではの経験」と言えるでしょうか?やはり「認知体験」の方が「あなたならではの経験」に近いと言えます。
「実体験」について、どう思い、どう感じるは、人によって千差万別だからです。

重要なのはどう感じ、どう思うか

身近な例として、服装のことを考えてみてください。多くのファッション誌で、「自分らしく着飾る」といった表現を目にします。ですが、「自分らしいコーディネート」だと思って着ていた服装が周りと同じであったり、先端のファッションを取り入れたものの、気がつけばそれも一般化されていて、特別な「個性」を放つものではないといったことがあります。しかし、「没個性なコーディネート」=「自分らしさのないコーディネート」なのでしょうか。
この場合、「実体験」としては「同じような服装をしている」と見えるかもしれませんが、全ての人が同じ理由・目的、考え方をもってその服装をしているとは言い切れません。ある人は単純に「その色が好きだから」、ある人は「流行物が好きだから」、ある人は「そうした服装をしている人物への憧れから」…と、多種多様な背景がそこにはあるわけです。なかには、「みんながそうしているから」「それしかなかったから」など、ちょっと受け身的な背景もあるでしょう。
「実体験」に対して自分がどう考えているか、どう感じているかという背景は人によって千差万別であり、これこそが「認知体験」です。一見同じ装いに見えても、その背景は人によって異なる

答えは自分の中にある

「自分らしさ」を表現する上で、「特別な体験」は必要ありません。日常での「実体験」を通して、その時どんな風に感じ、記憶にとどめたか。こうした人それぞれの「認知体験」こそが「自分らしさ」を探る上でのヒントになるのです。
どんな体験でも構わないので、振り返ってみて自分がどう感じたか、自分以外の人と比べてみてください。その感じ方の違い、考え方の違いの中に、「自分らしさ」は潜んでいます。千差万別な「認知体験」を分析すれば、自分だけの唯一無二な体験が必ず見つかります。答えは自分の中にあるのです。自己分析の壁を越えるヒント1 認知体験は千差万別⇒「自分らしさ」のネタになる

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