就活を乗り越えるための第一歩 自己分析の壁を越えるためのヒント

自己分析の壁3 自分に合う仕事がわからない

自己分析によって「自分らしさ」は理解した。それをもとに、仕事・企業研究を深めていくと、「自分が何に向いているか分からない」という壁にぶつかることがあります。これが自己分析の第3の壁
「もっと自分に合った仕事があるような気がする」とか、「まだ自分のやりたい仕事に出会えていないから、今のところはしばらくはアルバイトで…」みたいに、先に進むことをやめてしまう人もいる。
「自分らしさ」は人によって千差万別。一方、仕事や企業は「自分らしさ」ほどにはバリエーションが無いのが現実。「自分にピッタリ!」の仕事や企業を探そうとするとこの壁にぶつかりがちです。

仕事・企業選びは洋服選びに似ている

「自分らしさ」の説明(自己分析の壁1)でもファッションの話を例に出しましたが、仕事・企業選びもまた、洋服選びに似ています。
洋服を選ぶとき、好みの服があっても、「ビミョーに袖が長い」とか、「デザインはいいけど、もうちょっと明るい色を選びたい」などと思うことはありませんか?それは、その服が「サイズも色もデザインもあなた専用に作られたモノ」ではないからです。
仕事も洋服も自分らしく「着こなす」もの 普段、あなたが洋服店で買う服は、あなたが何らかの魅力を感じたから買うわけですよね。つまり、それは「あなたに向いている服」なのでしょう。でも、それは「あなた専用の服」ではないので、その服の何から何まで自分の理想通り!なんてことはほとんどないでしょう。しかし、そんな「自分の理想との小さなズレ」は他のアイテムとの組み合わせなど、自分なりのアレンジを加えて着こなすことで、その服を「自分により合わせる」ことはできますよね。
仕事・企業選びもこれと似ています。「自分の理想にピッタリ」と思える仕事や会社をなんてほとんどない。だから、「感性に訴えかけてくる!」とか「この会社気に入った!」と少しでも思ったら「自分に向いている」というくらいに気楽に構えて、洋服を選ぶような気持ちで色々な仕事や会社を見ていくことが大事です。

仕事・企業選びのポイント「やりがい」と「職場風土」

皆さんが「自分に向いた服」を選ぶとき、どんなところを見ているでしょう?
デザイン、色、サイズ、着たときのシルエット、値段(笑)など全部のバランスがよければ理想ですが、中でも特に重視する要素は人によって違うかもしれませんね。
では、仕事や会社を選ぶときはどんなところを見ればよいでしょうか?本社の場所?従業員数?扱う商品?初任給(笑)など、仕事や会社にも、選ぶときに見る部分は色々ありますね。これらを調べることももちろん大切ですが、「感性に訴えかけてくる!」とか「この会社気に入った!」みたいにあなたの心をもっと揺さぶるような観点として、「やりがい」と「職場風土」について、以下で解説します。

「やりがい」を共感できる職場を見極めよう

みなさんはどんなことに「やりがい」を感じますか?
こんな質問に対して「う〜ん・・・」と考えてしまった人は、「自己分析の壁2」をもう一度参考にして、自分のストーリーを振り返ってみましょう。
「やりがい」を表す言葉としては、例えば、
 ・ 物事の要因をじっくり探求する
 ・ 自分にしかできないことをやる
 ・ 物事を効率よく進めていく
 ・ 人の助けになる
など、考えていくとたくさん挙げることができます。上記に挙げた5つの中で「あ!これは自分のやりがいだ!」と思ったものがあった人もいるかもしれませんね。どんな仕事にも必ず「やりがい」というのは存在します。みなさんにとって大事なのは、「自分がどんなことにやりがいを感じるか」を整理し、「どんな仕事でならそのやりがいを感じることができるか?」ということを考えながら仕事研究、企業研究を進めていくことです。
また、「やりがい」は「職場風土」とも密接に関わってきます。
「職場風土」の位置関係上の図では、左側にある言葉と右側にある言葉がそれぞれ対極にあります。チームワーク重視か、それとも個人プレー重視か。慎重的であるか、挑戦的であるか。といった具合です。
実はこういった職場の風土と自分の志向が一致するかどうかに、「やりがい」を感じられるかどうかは関係してきます。というのも、職場の風土はそのまま、「何を評価するか」といったその会社の方針につながってくるからです。この方針が自分に合っていれば、ストレスの要因も少なくなりますし、仕事の進め方や取り組み方はある程度アレンジが効く可能性も高くなってきます。「自分にピッタリ」ではない仕事でも、どこが自分の理想と異なるのかを把握した上で、大枠の方向性が一致していそうであれば思い切って飛び込んでみてください。そしてその仕事を「着こなす」、つまり、それに「適応」したとき、あなたは大きく成長しているはずです。
それに人事担当者も採用のプロ。「自分らしさ」をキチンと語ることができれば、あなたの見極めが正しいかどうかも判断してくれるでしょう。 自己分析の壁を越えるヒント3 ピッタリではなく「自分向き」を考える⇒職場の風土を見極めることが重要

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