株式会社リアセック(以下、リアセック)と学校法人河合塾(以下、河合塾)は、大学生10万人のジェネリックスキル*1の現状を分析・考察した「PROG白書2016」を5月25日に学事出版より発刊いたします。
リアセックと河合塾は共同で大学生のジェネリックスキルの「評価」と「育成」の支援として「PROG*2」を開発、受験者10万人突破を機に2015年1月に『PROG白書2015 ~大学生10万人のジェネリックスキルを初公開~』を出版いたしました。その後、受験者数は順調に増加し2016年3月末には累計30万人に達しました。
				また、2016年4月には高校生向けに従来の教科学力に加え、ジェネリックスキル、志向性までを測定し教育活動に活用いただける新しい教育ツール「学びみらいPASS」をリリースいたしました。これにより高校から大学までのジェネリックスキルを共通の物差しで把握することが可能となりました。
				本書は、大学の教職員、高校の教職員、教育委員会等教育関係者はもちろんのこと、企業の人事や研修担当の方にもお役立ていただける内容です。ぜひ貴社媒体でご紹介いただけますと幸いです。
高校生・大学生の「今」がひと目でわかる
				『PROG白書2016』の第一部では、「なぜ、大学は高等教育で求められる学生の多面的評価を取り入れるのか」、第二部では、新たに高校生約3000人がトライアル受験したPROGデータを基に、高大7年間のジェネリックスキル育成の実態を解明しました。
				河合塾とリアセックは、今後もPROGテストデータや大学・高校の活用事例を分析・調査し、さまざまな形で社会に還元してまいる所存ですので、これからも一層のご協力をお願い申し上げる次第です。
*2 PROG:「リテラシーテスト」と「コンピテンシーテスト」の2つがあり、知識を活用して問題解決する力(リテラシー)と経験を積むことで身についた行動特性(コンピテンシー)の2つの観点でジェネリックスキルを測定しています。PROGテストは、現実的な場面を想定して作成されています。知識の有無を問う物や自己診断的なものが多かった従来のテストと異なり、実際に知識を活用して問題を解決することが出来るか(リテラシーテスト)、実際にどのように行動するのか(コンピテンシーテスト)を測定します。

[ 目次 ]
				まえがき
				第1部	なぜ、大学は学生の多面的評価を取り入れるのか
				~高校-大学-社会をつなぐ教育改革~
				第1章	変わる社会と対応が遅れる教育システム
				第2章	大学から社会へのトランジション(移行)問題
				第3章	高大接続システム改革の意義
				第4章	学力の3要素の育成と評価
				第5章	変わる大学入試
				第2部 高校・大学教育とジェネリックスキルの育成
				~PROGデータから読み解く高校生・大学生のジェネリックスキル~
				第1章	高校生の学力とジェネリックスキル
				第2章	大学生2万人のデータから判明したコンピテンシーの伸長構造
				第3章	高校・大学を通じたジェネリックスキルの育成と評価
				付表
				参考文献資料
				
また、本件の内容についてのお問い合わせは、
				下記窓口までご連絡いただきますようお願いいたします。
(2016/05/24)