中国・四国A Archive
平成26年度「愛媛大学COC公開講座 in 東予」を2月22日に開催
- 2015-02-10 (火)
- キャリアの広場ニュース | 中国・四国A | 中国・四国地域情報
発表元:愛媛大学
愛媛大学は2月22日、「愛媛大学COC公開講座 in 東予」を開催する。
「地(知)の拠点整備事業(COC 事業)」の一環として、「地域の再生を担う実践的人材の育成」を目的に、学生から社会人まで、地域に暮らすすべての人を対象に開催するイベント。
今回は「地域を知ろう、西条市を知ろう」をテーマに、NPO西条自然学校理事長・山本貴仁氏、愛媛大学大学院理工学研究科教授・榊原 正幸氏の2名が西条市の地域資源につき講演する。
【日時】 2月22日 13:30~16:00
【場所】 西条市役所 本館5階大会議室
http://www.ehime-u.ac.jp/information/press/release/pdf/pressrelease20150210_1.pdf
- Comments (Close): 0
- Trackbacks (Close): 0
「第1回四国大学COCシンポジウム」開催報告
- 2015-02-10 (火)
- キャリアの広場ニュース | 中国・四国A | 中国・四国地域情報
発表元:四国大学
四国大学は2月2日、「第1回 四国大学COCシンポジウム-地(知)の拠点整備事業:SUDAchiプロジェクトが動き始めました-」を開催した。地域での人材育成・地域の活性化について理解を深め、目的を共有することを目指したもの。
文部科学省高等教育局大学振興課大学改革推進室・猪股志野室長による講演「地(知)の拠点大学による地方創生について~COCからCOC+へ~」のほか、飯泉嘉門徳島県知事による地域活性化の取り組み紹介、四国大学特任教授・(株)いろどり横石知二代表取締役社長の講演などが行われた。
- Comments (Close): 0
- Trackbacks (Close): 0
SD・FD研修会「地域連携におけるスタッフの役割とは」を2月23日に開催
- 2015-02-09 (月)
- キャリアの広場ニュース | 中国・四国A | 中国・四国地域情報
発表元:島根大学
島根大学の教育・学生支援機構、教育開発センターは、SD・FD研修会「地域連携におけるスタッフの役割とは」を開催する。
近年、地域との連携、大学間の連携など、大学が地域自治体や企業、NPO法人などの学外の機関と連携して行う事業が増加。その場合、各キャンパスのスタッフ間の報告・連絡・相談が事業を遂行する上での重要ポイントとなる。研修会では、文部科学省大臣官房総務課専門官・伊東陽子氏を講師に迎え、身近な問題を題材にその課題と解決方法を考える機会を提案する。
【日時】 2月23日 13:00~16:30
【場所】 島根大学松江キャンパス 総合理工学部棟3号館2階多目的ホール
- Comments (Close): 0
- Trackbacks (Close): 0
★12月まとめ★中国・四国Aエリアの就業力関連ニュース
12月にPICKUPした「就業力関連ニュース」のうち、中国・四国Aエリアのものをまとめた。
(●印は「産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」参加校関連)
●「産業界のニーズ~」事業、中国・四国地域グループ、2フォーラム開催報告
_2014/12/26 発表元:広島修道大学
_http://www.riasec.co.jp/hiroba/archives/9431
●地域大学間統括シンポジウム「自律的な技術者巣立ちのとき」参加報告
_2014/12/09 発表元:山口東京理科大学
_http://www.riasec.co.jp/hiroba/archives/9287
●「平成26年度中国・四国地域連携会議および人材育成フォーラム(最終成果報告会)」を2月16日に開催
_2014/12/08 発表元:島根大学
_http://www.riasec.co.jp/hiroba/archives/9283
●産業界ニーズGP総括シンポジウムを12月19日に開催
_2014/12/08 発表元:広島修道大学
_http://www.riasec.co.jp/hiroba/archives/9281
このエリアでは他に以下のニュースもあった。
○徳島県上勝町の「いろどり」、町内3社と連携 学生主体で就業体験
_2014/12/14 発表元:徳島新聞
_http://www.topics.or.jp/localNews/news/2014/12/2014_14185192889307.html
○上勝町「地域ベンチャー留学」に受入企業として参加
_2014/12/14 発表元:合同会社RDND
_http://rdnd-kamikatsu.com/%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E3%83%99%E3%83
_%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E7%95%99%E5%AD%A6%E3%80
_%81%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82
_%B7%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%81%AB/
- Comments (Close): 0
- Trackbacks (Close): 0
「産業界のニーズ~」事業、中国・四国地域グループ、2フォーラム開催報告
- 2014-12-26 (金)
- キャリアの広場ニュース | 中国・四国A
発表元:広島修道大学
広島修道大学は、同大学で開催された「産業界のニーズ~」事業、中国・四国地域グループ(幹事校:島根大学)の2つのフォーラムの報告を大学サイトに掲載した。
ひとつは10月18日のテーマ2「評価・指導方法の改善・充実」、もうひとつは12月13日のテーマ3・サブグループ2「産業界のニーズに沿ったインターンシップの強化」のもの。後者では、4大学6名のインターンシップ参加者の成果報告、2名の卒業生による「現在の仕事におけるインターンシップの位置づけ」と題した報告が行われた。
- Comments (Close): 0
- Trackbacks (Close): 0
地域大学間統括シンポジウム「自律的な技術者巣立ちのとき」参加報告
- 2014-12-09 (火)
- キャリアの広場ニュース | 中国・四国A
発表元:山口東京理科大学
12月6日、岡山県の山陽新聞社本社ビルにて「地域大学間統括シンポジウム『自律的な技術者巣立ちのとき』」が開催された。「産業界のニーズ~」事業の一環として、岡山県立大学、岡山理科大学、山口東京理科大学が毎年実施してきた成果報告会。
活動状況報告終了後の産業界からの講評では、山口東京理科大の「自動車開発プロジェクト」が特に高い評価を受け、来年2月16日に開催される中四国地域全体での事業最終報告会となる人材育成フォーラムでも、3大学の代表取組みとして発表されることとなった。
- Comments (Close): 0
- Trackbacks (Close): 0
「平成26年度中国・四国地域連携会議および人材育成フォーラム(最終成果報告会)」を2月16日に開催
- 2014-12-08 (月)
- キャリアの広場ニュース | 中国・四国A
発表元:島根大学
「産業界のニーズ~」事業、中国・四国地域グループ(幹事校:島根大学)では、同事業〔テーマA〕に関し「平成26年度中国・四国地域連携会議および人材育成フォーラム(最終成果報告会)」を開催する。
午前中は中国・四国地域連携会議。午後は人材育成フォーラム(最終成果報告会)として、筑波大学名誉教授・渡辺三枝子氏による基調講演「キャリア教育が社会にもたらしたものは何か」、学生による成果報告「私たちが学んだこと-キャリア教育の効果と課題-」、パネルディスカッションなどを予定。
【日時】 2月16日 10:00~17:00
【場所】 アルファあなぶきホール(高松市)
- Comments (Close): 0
- Trackbacks (Close): 0
産業界ニーズGP総括シンポジウムを12月19日に開催
- 2014-12-08 (月)
- キャリアの広場ニュース | 中国・四国A
発表元:広島修道大学
「産業界のニーズ~」事業も最終年度を迎えた。中国・四国地域グループ(幹事校:島根大学)のうち、テーマ2「産学連携による教育体系構築ならびに評価・指導方法の改善」取組校に属する広島修道大学では、プロジェクトのまとめとなる総括シンポジウムを開催する。3年間の事業の成果報告、大学教育におけるポートフォリオ活用についてキャリア教育担当教員と学生による報告、産業界・教員・学生によるパネルディスカッション等を予定している。
【日時】 12月19日 13:05~16:20
【場所】 広島修道大学 学術ホール(7号館1階)
http://www.shudo-u.ac.jp/press_release/8a217100000q6ofe.html
- Comments (Close): 0
- Trackbacks (Close): 0
提言「グローバル時代の企業が求める人材の育成について~大学教育への期待~」を発表
- 2014-11-06 (木)
- キャリアの広場ニュース | 中国・四国A | 中国・四国B | 中国・四国地域情報
発表元:四国経済連合会
四国経済連合会は、提言「グローバル時代の企業が求める人材の育成について~大学教育への期待~」を取りまとめ発表した。
グローバル人材へのニーズが高まっている一方で、四国の企業では「そうした人材の確保が四国では難しい」「人材育成には大学の役割が大きい」といった声が多い。提言では、「挑戦心や課題解決力等の養成につながる学習方法の拡充」「グローバル人材、イノベーション人材育成の組織・仕組みの構築」「実践的な英語教育を中心に大学の国際化を進める取り組み」を特に四国の大学に求めている。
- Comments (Close): 0
- Trackbacks (Close): 0
岡山理科大学で「キャリア教育講演会」を11月17日に開催――「産業界のニーズ~」事業 中国・四国Aグループ
- 2014-09-26 (金)
- キャリアの広場ニュース | 中国・四国A
発表元:「産業界のニーズ~」事業 中国・四国A地域グループ(幹事校:島根大学)
「産業界のニーズ~」事業、中国・四国Aグループ(幹事校:島根大学)では事業の一環として、岡山理科大学においてキャリア教育の講演会を開催する。テーマ(仮)は、「大学のキャリア教育・キャリア支援はどうあるべきか?」。講師は法政大学・キャリアデザイン学部教授、児美川孝一郎氏。
【日時】 11月17日 15:30~17:00
【場所】 岡山理科大学 50周年記念館4Fホール
- Comments (Close): 0
- Trackbacks (Close): 0
経済産業省中国経済産業局、「社会人基礎力育成研修会」の開催を告知(日程変更)
- 2014-09-24 (水)
- キャリアの広場ニュース | 中国・四国A | 中国・四国B
発表元:経済産業省中国経済産業局
中国経済産業局は、「社会人基礎力育成研修会」の開催日の変更を告知した。当初9月25日開催予定だったが、10月16日に延期。「社会人基礎力育成研修会」は、経済産業省が「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として提唱、概念の普及を図っている「社会人基礎力」を用いた実践的な人材育成手法等について理解を深めることを目的としたもの。対象は大学教職員、企業人事担当者等。
【日時】 10月16日 13:00~15:25
【場所】 サテライトキャンパスひろしま5階
http://www.chugoku.meti.go.jp/event/jinzai/140904.html?rss=true&date=20140924
- Comments (Close): 0
- Trackbacks (Close): 0
経済産業省中国経済産業局、「社会人基礎力育成研修会」を9月25日に開催
- 2014-09-04 (木)
- キャリアの広場ニュース | 中国・四国A | 中国・四国B
発表元:経済産業省中国経済産業局
経済産業省は「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として「社会人基礎力」を提唱、施策を通じて概念の普及を図っている。このほど中国経済産業局では、社会人基礎力を用いた実践的な人材育成手法等について理解を深めるため、「社会人基礎力育成研修会」を開催する。対象は大学教職員、企業人事担当者等。
【日時】 9月25日 13:00~15:25
【場所】 サテライトキャンパスひろしま5階
- Comments (Close): 0
- Trackbacks (Close): 0
学生の役割の大きさに言及――島根県立大学、大学COC事業学生向け説明会で
- 2014-07-24 (木)
- キャリアの広場ニュース | 中国・四国A
発表元:島根県立大学
「地域と大学の共育・共創・共生に向けた縁結びプラットフォーム」と名付けた事業で、平成25年度「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」に採択されている島根県立大学では、7月23日、全学生を対象として「大学COC事業学生向け説明会」を開催した。
説明会は講義中継システムを用いて、浜田・出雲・松江の3キャンパスで同時開催された。本田雄一学長より、学生へ向けてCOC事業についての説明があったのち、「地域に必要とされる大学となるには、学生の果たす役割も大きい」との激励があった。
http://www.u-shimane.ac.jp/effort/community/coc/coc_katudo/gakuseimuke.html
- Comments (Close): 0
- Trackbacks (Close): 0
「中国・四国地域人材育成事業 合同フォーラム」を4月26日に開催――「産業界のニーズ~」事業
- 2014-04-18 (金)
- キャリアの広場ニュース | 中国・四国A
発表元:尾道市立大学
「産業界のニーズ~」事業、中国・四国グループ(幹事校:島根大学)では、テーマ3サブグループ1・2合同でフォーラムを開催する。テーマ3は「フィールド系教育の改善・充実」、サブグループ1のテーマは「地域産業界等との連携を重視した実践的教育プログラムの開発」、サブグループ2は「産業界のニーズに沿ったインターンシップの強化」で、会場の尾道市立大学はサブグループ1の取りまとめ校となっている。
事業取組状況の報告に加え、「ルーブリック」「インターンシップ」についての分科会が開かれる。対象は企業のインターンシップ/人事の担当者、大学の教職員、インターンシップに興味関心のある学生、市民。
【日時】 4月26日 13:10~16:05
【場所】 尾道市立大学E棟201・202・203講義室
- Comments (Close): 0
- Trackbacks (Close): 0
★3月まとめ★中国・四国Aエリアの就業力関連ニュース
3月にPICKUPした「就業力関連ニュース」以外に、このエリアでは以下のニュースがあった。
(●印は「産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」参加校関連)
●香川大学、「産業人材育成フォーラム2014」(実践型インターンシップ報告会)開催報告
_2014/03/26 発表元:香川大学
_http://www.kagawa-u.ac.jp/articles/000/013/341/
○龍谷大学にて3月24日に「うどん県就活交流会」を開催
_2014/03/17 発表元:香川県
_http://www.pref.kagawa.lg.jp/kgwpub/pub/cms/detail.php?id=21051
●島根県立大学「地(知)の拠点整備事業 第1回全域フォーラム」開催報告
_2014/03/12 発表元:島根県立大学
_http://www.u-shimane.ac.jp/effort/community/coc/coc_katudo/zeniki_01.html
●安田女子大学「社会人・OGと学生の交流フォーラム」開催報告――「産業界のニーズ~」事業
_2014/03/05 発表元:安田女子大学
_http://www.yasuda-u.ac.jp/top/news/news140305_2.html
●香川大学「地(知)の拠点整備事業」シンポジウム開催報告
_2014/03/04 発表元:香川大学
_http://www.kagawa-u.ac.jp/topics/event/coc/
- Comments: 0
- Trackbacks (Close): 0
島根大学教育学部「1000時間体験学修10周年記念シンポジウム」を2月22日に開催
- 2014-02-19 (水)
- キャリアの広場ニュース | 中国・四国A
発表元:島根大学
島根大学は、教育学部の教員養成カリキュラムである1000時間体験学修の10周年を記念し、シンポジウムを開催する。大学在籍中の1000時間体験学修が卒業後の仕事にどう活かされているかアンケート調査を分析。また学校教育関係者、社会教育関係者等を招いて1000時間体験学修の成果や課題、今後の展望について語り合う。
【日時】 2月22日 13:00~17:00
【場所】 島根大学 大学ホール
- Comments (Close): 0
- Trackbacks (Close): 0
安田女子大、社会人・OGと学生の交流フォーラムを2月26日に開催――「産業界のニーズ~」事業
- 2014-02-12 (水)
- キャリアの広場ニュース | 中国・四国A
発表元:「産業界のニーズ~」中国・四国A地域グループ(幹事校:島根大学)
文部科学省「産業界のニーズ~」事業、中国・四国Aグループ(幹事校:島根大学)に属する安田女子大学では、事業の一環として、社会人・OGと学生の交流フォーラム「働く女性の自己管理力」を開催する。
前半は卒業生を含む社会人2名、教職員、大学4年生をシンポジストとして、女性が自らの価値をどう把握し、伸ばしていくのか意見交換し、社会で働く上で必要とされる「自己管理力」について理解を深める。後半は「自分の価値をどう高めつつ管理していくのか」をテーマにグループワークを行う。
【日時】 2月26日 13:00~16:30
【場所】 安田女子大学 まほろば館
- Comments (Close): 0
- Trackbacks (Close): 0
「キャリア教育フォーラム」開催報告――「産業界のニーズ~」中国・四国Aグループ
- 2014-01-27 (月)
- キャリアの広場ニュース | 中国・四国A
発表元:くらしき作陽大学
1月25日、くらしき作陽大学キャンパスにおいて、「産業界のニーズ~」中国・四国A地域グループ(幹事校:島根大学)、第3分科会「フィールド系教育の改善・充実」のサブグルーブ1に属する5大学(尾道市立大学、県立広島大学、鈴峯女子短期大学、四国大学、くらしき作陽大学)による「キャリア教育フォーラム」が開催された。肥後功一・島根大学副学長による基調講演、学生による取組成果発表、学生によるパネルディスカッションの3部構成で、当日は約70名の大学・産業界関係者、学生らが来場した。
- Comments (Close): 0
- Trackbacks (Close): 0
[Vol.15]広島経済大学における就業力育成の取り組み
- 2014-01-10 (金)
- キャリアの広場編集記事 | 中国・四国A
就業力育成は、多くの大学が直面する大きな課題だが、大学によって条件や状況・環境はさまざまであり、具体的な施策もそれぞれ異なるだろう。
このページでは(リクルート「カレッジマネジメント」誌と共同で)各大学に取材し、産業界との連携や地元自治体との協働によって学生の就業力を高めることに成功している取り組み事例などを、積極的に紹介していく。
今回は、10年近く前から「人間力」の開発に取り組み、独自の「興動館教育プログラム」を実施してきた広島経済大学で、前川功一学長と友松修氏(興動館課長)にお話をうかがった。
0.広島経済大学の就業力の現状:課題認識
広島経済大学が「『ゼロから立ち上げる』興動人の育成」を教育目的に掲げ、その核となる興動館教育プログラムを開始したのは2006年度のこと。2008年度に就任した前川功一学長は、「この非常にユニークなプログラムは、一部の学生、教職員だけではなくて、全学に広める必要があると思ったんですね」と語る。
「興動館」の構想は、遡って2004年度に石田恒夫理事長(当時学長)が立ち上げた少人数の「新しい教育プログラムを考える会」から始まった。並行して、教育改革を総合的に議論する「カリキュラムコーディネート委員会」(以下、CC)も編成された。
「CCは、人間力開発の興動館教育プログラム、基礎知識開発の学科科目・共通科目、プレゼンテーション能力開発およびゼミを『3本柱』として、「『ゼロから立ち上げる』興動人の育成」と位置づけることとしました。従来の講義やゼミについてもあわせて改革して、2006年度以降の全学的な教育体制になっています」(前川学長)
「新しい教育プログラムを考える会」やCCの一員だった友松修氏(興動館課長)は、当時の課題認識をこう語る。
「社会科学系の大学が、多人数のいわゆる大箱での講義主体の従来の教育で、本当に社会に合った人材を育成できているのかという問題意識がありました。座学だけではなく、経験とか実践とかを積ませなければという観点で、1年間議論を重ね、2005年の5月には興動館準備室を立ち上げました」
1.プログラムを支える教職協働体制
「興動館教育プログラム」は、「興動館科目」と「興動館プロジェクト」の2つの柱からなる。
人間力開発プログラム【興動館教育プログラム】
http://www.hue.ac.jp/info/koudoujin/human/index.html
「興動館科目」では、「人間力」を構成する「元気力」「企画力」「行動力」「共生力」の4フィールドに、対話やプレゼンテーション、実体験を重視し、学生の自主性、可能性を引き出す教育手法を取り入れた計31科目38クラス(2013年度)が配置されている。
「興動館プロジェクト」は、国際交流・社会貢献・地域活性・経済活動等の分野において、学生が主体的に企画、交渉、予算管理、準備・実行、報告・発表等の全般について取り組むもの。2013年度は19プロジェクトが認定され、活動した。プロジェクトのあらゆる局面で学生を指導・サポートするコーディネーターは、教員だけでなく職員もその任に就いている。また、コーディネーターの統括やプロジェクトの審査を行う「プロジェクトセンター」も教職協働によって成り立っている。
広島大学から転じた前川学長は、広島経済大学の職員の積極性や、教職の分け隔てのなさに驚いたという。どんな委員会でも職員がいるのが当たり前、そこで職員が教員同様に発言するのも当たり前。そのような気風は、「和を以って貴しと為す」という建学の精神からきており、開学当初からの伝統であるらしい。
「例えば、『基礎学力のある興動人育成』をテーマに第2次CCが始まったところですが、30人の委員は、教員と職員が半々ぐらい。職員もよく発言するし、教授、理事長も含め、率直な意見交換が行われて、『国語力』『英語力』の2つの改革案の骨子が固まったところです」(前川学長)
「委員会では、どんな意見が出ても『恨みっこなし』と最初に確認します。また、委員に限らず誰でも自由にオブザーバーとして入れる環境もあります」(友松課長)
2.言わば改革特区のプロジェクト
「『人間力の開発』を10年ぐらい前から考え始め、正式にカリキュラムがスタートしてから8年目ですが、今どこの大学でも似たようなことをやり始めているので、マラソンに例えれば、先頭を独走していたのが、だんだん先頭集団に飲み込まれてきたようにも思うんですね。
一方で、簡単には抜かれないと思うのは、興動館という建物があり、6人の専任職員がいて、年間2500万円のプロジェクト費があるという点です」(前川学長)
施設も人も金もつける、それはいわば、「改革特区」だと前川学長は言う。
「組織としては学部外に置き、施設はキャンパスから600メートルぐらい離れた別の敷地に建てています。大学の中で何か新しいことをやろうとすると、なかなかうまくいかない。いっそ外でやるべしと、理事長はそういう発想だったと聞いています。外のほうが活躍すれば、内部も活性化するだろうと。そして、長い目で見れば、改革特区だけの特例だったことが普通になっていくわけです」(前川学長)
3.プログレスシートで検証
「興動館教育プログラム」の評価は、2008年度、2009年度に経済産業省「体系的な社会人基礎力育成・評価システム開発・実証事業」に採択されたのを機に、「社会人基礎力」の定義を取り入れ、学生の成長度を定量的に評価するシステムを構築・実施している。「プログレスシート」に事前と事後の自己評価を学生が記入し、レーダーチャート化して、成長が一目でわかるようになっている。ただ、この評価システムは興動館教育プログラムに参加した学生だけが対象なので、参加していない学生との比較はできていない。
定性的には、個々の学生の成長は実感されているという。
「例えば『カンボジア国際交流プロジェクト』。3年前に行程の一部に同行しましたけれど、そのとき1年生だった女子学生が今リーダーになって、70人規模のプロジェクトを率いています。まあよく成長したなと思いますね」(前川学長)
就業力という面で、企業からの評価はどうか。
「興動館プロジェクトに参加した学生は面接で目立ちますからね。それで採用された学生も出てきたと聞いています。体験に裏付けられていますから、話をすると非常にしっかりしている。説得力が違います」(前川学長)
「ただし、プロジェクトをやったからそれだけで就職に有利というのはない。面接で目を引くのは、本気で取り組んだ学生だけです」(友松課長)
4.全学生に『興動人教育のシャワー』を
2008年度から入試改革の一環として、入学後の興動館プロジェクト参加を必須とするAO入試を始めた。全体説明・一次面談にエントリーし、興動人の人材像や興動館プログラムなどの説明を聞いた上で出願、小論文と二次面談で選考、という流れで、今年度はエントリーが52人、出願者が24人、合格者6人だった。
それを含め、興動館教育プログラムに参加する学生は現在、「科目」が約1000人、「プロジェクト」は約450人。前者は全学生約3600人の約4人に一人、後者は約8人に一人にあたる。前川学長は、「着実に浸透してきてはいますが、まだまだ少ない」と言い、参加者を増やす方策を議論しているという。
興動館プロジェクトに採択されるには、厳しい審査を乗り越えなければならない。「公認A」なら最高1000万円、「公認B」で最高500万円の予算を獲得し、1年の時間を費やすのに見合う厳しさではある。その一方、参加者が少ない一因とも考えられることから、審査を最小限にした小規模の「入門プロジェクト」を2011年度から制度化した。成果次第、学生の意欲次第で公認・準公認プロジェクトへの格上げも可能な仕組みだ。これを始めたことで、参加する学生も、関わる教員も増えたという。
「プロジェクトというのはかなりお金もかかるし、学生も時間を取られるし、相当意欲が高くないと続かない。だから、今より増やしたほうがいいのは確かだけれども、倍の規模にする必要はないと考えています」(前川学長)
前述の通り『ゼロから立ち上げる』興動人は『3本柱』で育成することになっており、興動館教育プログラム参加者数を増やすことが興動人育成を全学に広げる唯一の方法ではない、と前川学長は考えている。
「興動館科目を受講したり、プロジェクトに参加したりしなくても、全学の学生に『興動人教育のシャワー』を浴びせるような教育をしたいとも考えています。普通の講義やゼミの中でも、例えば先生方が、自分はこうやってゼロから立ち上げたという経験談をするとか。そのような形でも興動人精神が伝えられるのではないかと思い、それを言い始めたところです」(前川学長)
- Comments: 0
- Trackbacks (Close): 0
★12月まとめ★中国・四国Aエリアの就業力関連ニュース
12月にPICKUPした「就業力関連ニュース」のうち、中国・四国Aエリアのものをまとめた。
(●印は「産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」参加校関連)
●香川大学、地(知)の拠点整備事業スタートアップ・シンポジウムを開催
_2013/12/04 発表元:香川大学
_http://www.riasec.co.jp/hiroba/archives/6480
●地域大学間連携シンポジウム「自律的な技術者養成に向けて」開催報告――「産業界のニーズ~」事業
_2013/12/02 発表元:山口東京理科大学
_http://www.riasec.co.jp/hiroba/archives/6468
このエリアでは他に以下のニュースもあった。
●「学生による社会人基礎力向上フォーラム」を開催
_2013/12/27 発表元:安田女子大学
_http://www.yasuda-u.ac.jp/top/news/news131227_2.html
●くらしき作陽大学、倉敷芸術科学大学と協働で「社会人力UPカフェin倉敷」を開催――「産業界のニーズ~」事業
_2013/12/17 発表元:くらしき作陽大学
_http://sakuyoto.tumblr.com/post/70264630951
●「社会人基礎力育成グランプリ 2014 中国・四国地区大会」で優秀賞を受賞、全国大会に進出
_2013/12/16 発表元:尾道市立大学
_http://www.onomichi-u.ac.jp/news/kisoryokuikusei2014.html
●「社会人基礎力育成グランプリ 2014 中国・四国地区大会」で準優秀賞を受賞
_2013/12/09 発表元:香川大学石原研究室
_http://imd.eng.kagawa-u.ac.jp/ishihara/news_20131209.html
- Comments: 0
- Trackbacks (Close): 0
香川大学、地(知)の拠点整備事業スタートアップ・シンポジウムを開催
- 2013-12-04 (水)
- キャリアの広場ニュース | 中国・四国A
発表元:香川大学
香川大学は、文部科学省「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」に同校が申請した事業が採択されたことを受け、学内に事業内容を広く周知し、今後の学内での一体的な取り組みを図るため、12月3日にシンポジウムを開催した。板野副学長ほかからの事業紹介の後、ラウンドテーブルディスカッションでは、活発な議論が行われた。
- Comments (Close): 0
- Trackbacks (Close): 0
地域大学間連携シンポジウム「自律的な技術者養成に向けて」開催報告――「産業界のニーズ~」事業
- 2013-12-02 (月)
- キャリアの広場ニュース | 中国・四国A
発表元:山口東京理科大学
山口東京理科大学は、11月30日に山陽小野田市内で開催した「地域大学間連携シンポジウム『自律的な技術者養成に向けて』」の報告を、同校サイトに掲載した。
「産業界のニーズ~」事業におけるプログラムで連携している岡山県立大学、岡山理科大学とともに毎年実施している成果報告会で、今年度は山口東京理科大学が当番校として開催したもの。基調講演、各校の活動報告に続き、山口東京理科大学が取り組む「プロジェクト型教育ワーキンググループ」につき参加学生からの取組発表も行われた。
http://www.yama.tus.ac.jp/sangyokai/sys/info/detail.php?nowpage=&category=&detailID=119&
- Comments (Close): 0
- Trackbacks (Close): 0
「大学教育カンファレンスin徳島」(12月26日開催)のプログラムを発表
- 2013-11-22 (金)
- キャリアの広場ニュース | 中国・四国A
発表元:徳島大学
徳島大学FD委員会は、四国地区大学教職員能力開発ネットワーク(SPOD)と共催する「大学教育カンファレンスin徳島」のプログラム詳細を発表した。同志社大学PBL推進支援センター長・文学部の山田和人教授による特別講演「PBL(Project-Based Learning)の学習効果と質的向上を目指して」、口頭発表17件、ポスター発表15件、ワークショップ、ラウンドテーブル「徳島県内の高等教育機関におけるアクティブ・ラーニングの取り組み」が行われる。
【日時】 12月26日 9:15~17:50
【場所】 徳島大学大学開放実践センター
- Comments (Close): 0
- Trackbacks (Close): 0
★10月まとめ★中国・四国Aエリアの就業力関連ニュース
10月にPICKUPした「就業力関連ニュース」のうち、中国・四国Aエリアのものをまとめた。
(●印は「産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」参加校関連)
●中間成果報告会・公開ディスカッション
_「中国・四国地域におけるインターンシップの発展に向けて」を12月14日に開催
_2013/10/31 発表元:「産業界のニーズ~」中国・四国A地域グループ(幹事校:島根大学)
_http://www.riasec.co.jp/hiroba/archives/6144
●キャリア教育フォーラムを2014年1月25日に開催
_――「産業界等との連携による中国・四国地域人材育成事業」
_2013/10/31 発表元:「産業界のニーズ~」中国・四国A地域グループ(幹事校:島根大学)
_http://www.riasec.co.jp/hiroba/archives/6141
●産業界等が大学に求めているのは「幅広い教養」と「マナー」
_――「中国・四国地域連携会議及び人材育成フォーラム」で報告
_2013/10/29 発表元:広島修道大学
_http://www.riasec.co.jp/hiroba/archives/6125
●福山大学、インターンシップ成果発表会を11月9日に開催――「産業界のニーズ~」事業
_2013/10/18 発表元:福山大学
_http://www.riasec.co.jp/hiroba/archives/5985
このエリアでは他に以下のニュースもあった。
●地域大学間連携シンポジウム「自律的な技術者養成に向けて」を11月30日に開催
_2013/10/23 発表元:山口東京理科大学
_http://www.yama.tus.ac.jp/sangyokai/sys/info/uploads/attach/
_ryZx244rHSrP2AYx_131022151322.pdf
●「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」キックオフ・ミーティングを
_自治体・企業団体・NPO 法人等向けに開催
_2013/10/25 発表元:島根県立大学
_http://www3.pref.shimane.jp/houdou/files/330F4C2D-B8CF-457F-8463-4060CDDBF358.pdf
●くらしき作陽大学、初年次から就業力向上を意識させる講義を開講
_2013/10/04 発表元:くらしき作陽大学
_http://sakuyoto.tumblr.com/post/63070474491
●「インターンシップ」「学外実践研修Ⅱ・Ⅲ」の成果報告会を開催
_2013/10/04 発表元:くらしき作陽大学
_http://sakuyoto.tumblr.com/post/63069955057
●地元企業の新人社員研修に学生がオブザーバー参加
_2013/10/01 発表元:倉敷芸術科学大学
_http://www.kusa.ac.jp/cultivations/cultivations-7185/
- Comments (Close): 0
- Trackbacks (Close): 0
中間成果報告会・公開ディスカッション「中国・四国地域におけるインターンシップの発展に向けて」を12月14日に開催
- 2013-10-31 (木)
- キャリアの広場ニュース | 中国・四国A
発表元:「産業界のニーズ~」中国・四国A地域グループ(幹事校:島根大学)
文部科学省「産業界のニーズ~」事業に採択された「産業界等との連携による中国・四国地域人材育成事業」(幹事校:島根大学)のうち、テーマ3サブグループ2「産業界のニーズに沿ったインターンシップの強化」に取り組む6大学は、12月14日に「中国・四国地域におけるインターンシップの発展に向けて」と題し、中間成果報告会・公開ディスカッションを開催する。
公開ディスカッション「インターンシップの効果とは何か――企業、学生の立場から考える」では、産業界、学生、大学の三者のパネリストが意見交換を行う。
【日時】 12月14日 13:00~16:30
【場所】 ノートルダム清心女子大学 ヨゼフホールA棟
http://shiengp2.jn.shimane-u.ac.jp/Portal/2013/2013.12.14.pdf
- Comments (Close): 0
- Trackbacks (Close): 0