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大学教育改革がコンピテンシーの成長に与える影響

文部科学省委託事業調査研究報告書より

2016/12/21  タグ:  

角方正幸(「キャリアの広場」責任者/____
リアセックキャリア総合研究所所長)

先日、文部科学省から「大学教育改革の実態把握及び分析に関する調査研究」の報告書が公開された。私もこの分析プロジェクトのメンバーとして研究会に参加していた。
この研究会の目的は、大学が行ってきた大学改革が学生の学修行動等へどのような影響を及ぼしているかを明らかにすることで、要はここ数年取り組んできた大学改革の成果が出ているか否かを検証する作業であった。なお、多くの調査データが学部単位なので解釈するときには注意が必要だ。

報告書の内容は以下のとおりで、ここでは私が担当した7章について、その分析結果を簡単に説明したい。
(全体報告書の内容)
第 1 章 調査概要
第 2 章 大学教育改革の取組状況の可視化と学生の学修行動への影響分析
第 3 章 学部教育改革の中長期的「効果」
第 4 章 学士課程の構造とアウトプット指標の関係
第 5 章 退学・卒業・正規雇用率は何を語るか 「大学の実力」調査から
第 6 章 教育改善の取組の効果の検証
第 7 章 大学教育改革がコンピテンシーの成長に与える影響
第 8 章 教育の内部質保証に影響を与える教育改革要因に関する考察
第 9 章 教学マネジメントの確立の効果とそのための方策
第 10 章 学部教育改革の規定要因 ―学部長意識・学部組織要因に着目して―

学外学修プログラムやアクティブラーニング・PBLに取り組んでいる学部は明らかにコンピテンシーの育成に効果を上げている

リアセックが保有するPROGのデータ(複数回受験者)を教育改革の一つの成果指標と捉え、各種取組(13種類)との関連をみた。具体的には、改革を実施している学部としていない学部で、伸長得点の差異を比較した(分析に用いた学部数は131学部)。
その結果を表1にまとめた。

表1 教育改革の取組有無別PROGのコンピテンシー得点の伸び

S_PROGcomp
*表内の値は得点の差分(2回目の測定-1回目の測定)を表している。

「学外学修プログラム」「キャリア教育(課程外)」「高校での履修状況の配慮」「アクティブラーニング・PBL」等の取組を行っている大学において、学生のコンピテンシーの伸びが顕著となっていた。
これらの取組は、学生が能動的に参加しなければならない教育内容であり、学生の主体性を促す取組が学生のコンピテンシーの伸びを促すと考えられる。

その他詳細は報告書第7章を参照。
第7章 大学教育改革がコンピテンシーの成長に与える影響

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