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2018年度ニュース・記事頻出大学ランキング
キャリア教育の取組と広報に積極的な大学は
2019/04/16 タグ: 編集部より
2018年度「キャリアの広場」のニュース・記事で取り上げられた大学を、出現度合を軸に独自にポイント化しランキングしたものを以下に発表いたします。
※対象集計期間:2018/4/1~2019/3/31
順位 | 大学名 | ポイント | 前年比 |
---|---|---|---|
1 | 芝浦工業大学 | 78pt | |
2 | 福岡工業大学 | 70pt | |
3 | 千葉大学 | 54pt | |
4 | 関西大学 | 48pt | |
5 | 新潟大学 | 42pt | |
6 | 岐阜大学 | 40pt | |
7 | 鳥取大学 | 38pt | |
8 | 関東学院大学 | 36pt | |
8 | 滋賀県立大学 | 36pt | |
8 | 長崎大学 | 36pt | |
8 | 日本福祉大学 | 36pt |
「2018年度ニュース・記事頻出大学ランキング」について
当サイトのニュースや記事は、学ぶ場である大学と、働く場である企業や地域が連携・協働して、学生の「学ぶ」を「働く」をつなげるキャリア教育の取組に役立つ/参考になることを編集方針としている。そのため従来は、地元地域との連携に積極的な地方の国公立大学が上位10校中8~9校を占めていた。
しかし今年度の上位11校(8位が同ポイントで4校)の内訳は、国立大学が5校、県立1校、私立5校と、2017年度ランキング(国立9、県立1、私立1)から私立大学の躍進が見られる結果となった。
編集方針は変わらないのにランキングの傾向が大きく変わった理由としては、COC/COC+が話題のトレンドでなくなってきたことがある。COCは2018年度にすべて事業期間が終了し、COC+も2019年度が最終年度となるため、ニュースとして取り上げる機会が減ってきたと考えられる。もちろん、COC/COC+の話題が消滅したということではなく、新潟大学、岐阜大学、滋賀県立大学は、「最終成果報告」「ポストCOC/COC+」などのニュースによって、前年から引き続きランキングに登場している。
代わって頻度の上昇している話題は「大学教育再生プログラム(AP)」である。芝浦工業大学、福岡工業大学は、APシンポジウムでの登壇のほか、APを含む複数の取り組みで、学内外での学生の姿が伝わる形での授業改善の成果報告が多かったことが、頻出ランキング1位・2位という結果につながった。
またニュースでは、単独の大学内で完結する取組よりも、地域連携や産学連携、あるいは教育機関同士の連携(大学間、高大)によるものを優先的に取り上げている。そのため、「地方と東京圏の大学生対流促進事業」や、企業・高校などとのさまざまな連携に積極的な大学の登場回数が多くなる傾向がある。一例を挙げれば関東学院大学だ。
この数字は、キャリア教育への各大学の積極性を示しているが、同時に、大学広報についての姿勢を示すものでもある。「地域連携」「産学連携」「キャリア教育」に積極的に取り組み、かつ、それを情報発信している大学がこのランキングであるといえる。よい取組が行われているが、広報が行き届かないためにここに登場していない大学もあると思われる。各大学のいっそうの広報にも期待しつつ、当サイトではこれからも読者の興味関心に即した情報収集に努めていきたい。