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2019年度ニュース・記事頻出大学ランキング

キャリア教育の取組と広報に積極的な大学は

2020/05/08  タグ:  

2019年度「キャリアの広場」のニュース・記事で取り上げられた大学を、出現度合を軸に独自にポイント化しランキングしたものを以下に発表いたします。
※対象集計期間:2019/4/1~2020/3/31

順位 大学名 ポイント 前年比
1 山口大学 76pt ↑
2 新潟大学 68pt ↑
3 芝浦工業大学 56pt ↓
4 島根大学 54pt ↑
5 弘前大学 48pt ↑
5 高知大学 48pt ↑
7 小樽商科大学 46pt ↑
8 関西大学 44pt ↓
9 岐阜大学 42pt ↑
9 滋賀県立大学 42pt ↑

「2019年度ニュース・記事頻出大学ランキング」について

当サイトのニュースや記事は、学ぶ場である大学と、働く場である企業や地域が連携・協働して、学生の「学ぶ」を「働く」をつなげるキャリア教育の取組に役立つ/参考になることを編集方針としている。そのため、地元地域との連携に積極的な地方の国公立大学が上位10校中8校を占める結果となった。2018年度の上位11校(8位が同ポイントで4校)では、国立大学が5校、県立1校、私立5校と私立大学の躍進が見られていたが、今回は2016年、2017年度と続いた「地方国公立優勢」の傾向に戻ったと言える。

上位10校の顔ぶれは、2018年度とほぼ半数が入れ替わってはいるが、2016年からの4回を通じての初登場は小樽商科大学のみ。多くが当ランキングの「常連校」となった主な理由は、この間文部科学省の補助事業として「COC/COC+」や「大学教育再生プログラム(AP)」が実施されており、その採択校や代表校がニュース・記事に出現しやすかったことである。例えば今年度1位の山口大学はAP、2位の新潟大学はAPおよびCOC+関連の情報を積極的に発信している。また、4位の島根大学は、COC+に加え内閣府の「地方と東京圏の大学生対流促進事業」「地方大学・地域産業創生交付金」にも参画している。

しかし、2018年度のCOC終了に続き、COC+も2019年度に最終年度を終え、APも2019年度までですべて事業期間が終了したため、2020年度のランキングは大きく変動することが考えられる。島根大学のように複数の補助事業の「合わせ技」をもつ大学や、COC+やAPの取組を事業終了後もうまく継続できた大学が浮上してくることが予想できる。今回のランキング内の2私大(芝浦工業大学、関西大学)のように、補助事業に頼らず独自で地域連携や産学連携、教育機関同士の連携(大学間、高大)に取り組む大学も、強みを発揮しそうだ。

この数字は、キャリア教育への各大学の積極性と同時に、大学広報についての姿勢を示すものでもある。しかしながら、大学の機能別分化が強化される中で、「世界的研究拠点」に分化した大学が研究成果について多くの情報発信を行っても、この「キャリアの広場」には頻出しないだろう。「幅広い職業人育成」や「地域のニーズに応える人材育成」などの機能を選択した大学群が、「地域連携」「産学連携」「キャリア教育」に積極的に取り組み、かつ、それを情報発信したことが、このランキングに表れるといえる。

今後も当サイトでは、各大学のいっそうの広報にも期待しつつ、読者の興味関心に即した情報収集に努めていきたい。

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