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コロナ禍におけるインターンシップ・PBLの取組

2021/04/13

コロナ禍においては、企業・団体、地域など学外との連携もまた難しくなった。その状況の中で、各大学はインターンシップやPBLにどのように取り組んできたか。各大学がwebサイトに公表している情報を集め、「キャリアの広場ニュース」に準ずる形式で簡単に紹介する。キャンパス外での活動や学外の人との出会いによって得られるような学びの実践に、ご参考になれば幸いである。
印は「キャリアの広場ニュース」で既報。

コロナ禍に対応した形式のインターンシップ

追手門学院大学、産学連携でオンラインインターシッププログラムを開発 2020/05/15
これまで学生を受け入れていた250社以上に参加を呼びかけて、大学がホスト役を務める開発検討会を設置。オンラインによるインターンシッププログラム開発に、産学連携で取り組んだ。
群馬県内産学官プロジェクト「GHKGインターンシップ in ジェトロ群馬2020」をオンライン実施 2020/08/31
群馬県内10高等教育機関が連携する「グローカル・ハタラクラスぐんま」プロジェクト(GHKG)と日本貿易振興機構(ジェトロ)群馬貿易情報センターの協働によるインターンシップを、研修・企業視察・発表会の全日程オンラインで実施。県内4大学(群馬大学、高崎経済大学、共愛大学前橋国際大学、上武大学)から外国人留学生を含む16名が参加した。県内企業の海外ビジネス展開の支援の体験を通して、県内就職促進をめざす狙い。
京都橘大学、オンラインでのリモートインターンシップ実施報告 2020/11/11
7月17日から約1カ月にわたり「リモートによる課題解決型インターンシップ」を実施した。4~5名のチームごとに担当事業所の課題解決策をまとめて企業にプレゼンテーションを行う。実施報告には、学内プレゼンテーションコンペで最優秀に選ばれたチームの、学生および企業側担当者へのインタビューも掲載されている。

コロナ禍に対応した実施形式のPBL

武蔵野大学データサイエンス学部、駒澤大学との「オンライン合同合宿」開催報告 2020/09/15
武蔵野大学データサイエンス学部データサイエンス学科の学生9人と、駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部グローバル・メディア学科の学生19人が、4日間の「オンライン合同合宿」を実施した。参加学生は5つのグループに分かれ、コンペでの入賞や社会での実装を目指して、オンラインツールを用いてwebアプリ開発に取り組んだ。
桃山学院大学ビジネスデザイン学科、オンラインPBLの内容を動画で紹介 2020/09/09
ビジネスデザイン学部ビジネスデザイン学科では、2年次春学期科目「PBL応用I」で、オンラインPBLを実施した。約3カ月間、連携企業UCCコーヒープロフェッショナル(株)の社員に東京からオンラインで参加してもらいながら、学生約70名が取り組んだ内容紹介動画が、同大学の公式YouTubeチャンネルにアップされた。動画には企業や学生のインタビューも収録されている。
拓殖大学学生、山梨県富士川町ふるさと納税の支援活動をオンライン実施――地方と東京圏の大学生対流促進事業 2021/01/30
国際学部徳永ゼミと工学部永見研究室では、2018年度採択の「地方と東京圏の大学生対流促進事業」に基づき山梨県立大学と連携し、山梨県富士川町を対象としたブランド化の活動を行っている。2020年度はコロナ禍の影響でフィールドワーク主体の活動が行えないため、新しいふるさと納税の返礼品の制作やガイドブックの作成などをオンラインで行った。
近畿大学短期大学部学生、「近大みかん使用ぽん酢」を産学連携で開発――販売実習もリモート接客で実施 2021/02/01
短期大学部の学生らが、淡路島の食品メーカーと連携し、近畿大学附属湯浅農場産のみかんがベースの「Kindai Mikan in Ponzu(近大みかん使用ぽん酢)」を共同開発した。発売初日の販売実習は、新型コロナ感染症拡大防止の観点から、実験的に画面を通したリモート接客という新しい方法で行われた。
国内3大学とベトナムの大学の学生が企業の課題解決に挑戦するプロジェクトを開始 2021/02/12
帝京大学、東洋大学、愛知大学は、3大学合同で、オンラインを活用して海外企業の課題を解決するプロジェクトを2月27日から実施した。国内3大学からは1~3年生合計30名(各10名)が参加。大学横断/日本・ベトナム合同の学生6~7名程でチームを編成しイオンベトナム(AEON VIETNAM CO.,LTD)に対し、課題解決のための提案を行う。
金沢工業大学、「KIT Online Social Innovation Program」を開催 2021/02/15
学生自身の企画により、アジア3カ国の大学の学生とオンラインで多国籍チームを組み、問題発見・解決に取り組む「KIT Online Social Innovation Program」を5日間にわたり開催。金沢工業大学から10名、併設校の国際高等専門学校から3名、またシンガポール、インドネシア、ベトナムの大学から各4名が参加した。

コロナ禍を踏まえたテーマに取り組んだPBL

大正大学、産学連携プロジェクト「若い世代が変える!アフターコロナの日本の空港国際力向上PR企画」を開始 2020/05/27
表現学部表現文化学科エンターテインメントビジネスコースのオンライン講義において、日本の空港国際力向上に向けたPR方策に関する研究を、株式会社NTTデータ経営研究所と共同で実施する。欧米の大学生とのオンラインでの意見交換などを交え、アフターコロナを見据えて我が国の表玄関である空港の価値をさらに醸成し、若い世代が自らの手で経済の活性化を担う意欲を養うことを目指すもの。
実践女子大学、日経BP社とのPBL授業で東京ゲームショーのオンライン化課題に取り組む 2020/10/09
ゲーム・コンテンツ見本市「東京ゲームショー」がコロナ禍のため会場での開催を断念、オンライン開催に変更されたことを受け、オンライン化がもたらす課題の解決を目指すPBL授業に取り組んだ。同見本市を共催する日経BP社との企業連携授業として具体化され、履修者18人が4チームに分かれてミッションを議論し、約2カ月かけて最終提案を作成した。
岡山県立大学、「総社デニムマスクシティプロジェクト」に参画 2021/03/23
総社市と岡山県立大学の共同による「総社デニムマスクシティプロジェクト」は、市内の障がい福祉施設が製作する布製マスク“総社デニムマスク”の販売開始1周年を記念するプロジェクトの1つ。デザイン学部造形デザイン学科のゼミ生が、マスク着用啓発活動を通じて、SNSも活用し、総社デニムマスクを広範囲へプロモーションすることを試みた。

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「コロナ禍の大学の取組」次回は「メンタルヘルス編」を予定。

前回:コロナ禍におけるキャリア支援の取組

コロナ禍対策共有プロジェクト

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