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「平成26年度北海道地区FD・SD推進協議会」を12月10日に開催

発表元:北海道地区FD・SD推進委員会

12月10日、「平成26年度北海道地区FD・SD推進協議会」が開催される。プログラム第1部(午前中)は、推進協議会代表幹事校・北海道大学 理事・副学長、新田孝彦氏の開会挨拶、北海道大学高等教育推進機構教授、細川敏幸氏による講演。第2部(午後)はテーマ別セッションで、「FD・SDの効 果をいかに判定するか」、「学生の自習を促すFD」、「職域別SDについて」の3テーマでグループに分かれ、討議を行う。

【日時】 12月10日 10:00~15:00
【場所】 北海道大学学術交流会館

http://fdsd.high.hokudai.ac.jp/news.html#20141210hokudai

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茨城大学、大学COC事業キックオフシンポジウム「茨城と向き合い、地域の未来づくりに参画できる人材の育成」を12月5日に開催

発表元:茨城大学

茨城大学は、文部科学省「地(知)の拠点事業(大学COC事業)」に採択されたことを受け、キックオフシンポジウム「茨城と向き合い、地域の未来づくりに参画できる人材の育成」 を開催する。同大学のCOC事業の趣旨、取組みを広く学外に発信し、地域の課題を参加者と共有する機会とすることを目的としたもの。第一部は札幌市立大学学長・理事長、蓮見孝氏による基調講演「変わりゆく地域社会と大学の役割」など。第二部は分科会(地域円卓会議)で、教育、社会貢献、研究の3テーマで行われる。

【日時】 12月5日 13:00~15:30
【場所】 茨城大学水戸キャンパス講堂

http://www.ibaraki.ac.jp/events/2014/11/251904.html

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法政大学、「OBOGみなさんと語る!業界本音トーク」を12月2日・9日に開催

発表元:法政大学

法政大学キャリアセンターと法政企業人コミュニティ(法政BPC)は、共同企画としてイベント「OBOGのみなさんと語る!業界本音トーク」を開催する。法政BPCは卒業生による学生への就職支援を目的に発足した組織で、今回は法政BPC加盟企業全86社のうち、41社のOBOG約72名が参加予定。対象は同大学に在籍する2016年卒の3年生及び修士1年生(各日約80名)。

【日時】 12月2日、9日 18:30~20:30
【場所】 法政大学市ケ谷キャンパス 外濠校舎6階 薩埵(さった)ホール
※「た」は、土へんに垂

http://www.hosei.ac.jp/NEWS/newsrelease/141126.html

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「インターナショナルきりたんぽ鍋大試食会」12月15日に開催――「産業界のニーズ~」事業、秋田大学フィールドワーク

発表元:秋田大学 教育推進総合センター(ACEP)

秋田大学では、「産業界のニーズ~」事業の一環として進めているフィールドワーク「口上人プロジェクト」のための映像撮影イベントとして、「インターナショナルきりたんぽ鍋大試食会」を開催する。参加学生の半数以上は留学生で、韓国・スンドゥプ風、中国・マーラータン風、モンゴル・ミルク鍋風など、各国アレンジきりたんぽと秋田オリジナルきりたんぽを食べ比べる。学生自主プロジェクト「五城目キイチゴプロジェクト」のキイチゴスムージー試飲会も併催の予定。

【日時】 12月15日 16:30~
【場所】 秋田大学インフォメーションセンター(正門脇)

https://www.facebook.com/ACEP.Secretariat/photos/
a.359848974133567.1073741826.359840090801122/675831839201944/?type=1&theater

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横浜商科大学と近畿日本ツーリスト、観光分野における大学の人材育成事業で連携

発表元:横浜商科大学

横浜商科大学と近畿日本ツーリスト(株)は、11月26日、観光振興における相互の連携協力に関する基本的事項について協定を締結した。横浜商大は、観光産業における即戦力となる人材育成を目指して、2015年4月に観光マネジメント学科を新設。近畿日本ツーリストは、この観光マネジメント学科新設に際して、長年の旅行業で培った経験やノウハウを生かし、観光分野における人材育成事業の具体的案件について、立案や実施に関することに協力していく。

http://www.shodai.ac.jp/gm/pdf/2014/20141126t_release.pdf

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3年間の事業成果を公開し課題を議論――「産業界のニーズ~」事業最終年度、中部圏産学連携会議開催報告

発表元:三重大学

11月15日、名古屋国際会議場において、「産業界のニーズ~」事業、中部地域グループ(幹事校:三重大学)による「平成26年度中部圏産学連携会議」が開催された。会議は、中部圏の国公私立23大学(短大を含む)が、地域、産業界を担う“人財育成”に向けて、対話を行うもの。事業推進責任者である、三重大学中川正学長補佐(キャリア教育担当)による基調報告のほか、パネルディスカッションなどが行われた。200名以上が参加する熱気あふれた会議となった。

http://www.mie-u.ac.jp/topics/kohoblog/2014/11/post-988.html

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第2回連携FD(インターンシップ報告会見学)開催報告――「産業界のニーズ~」事業中部地域ブロック東海Bチーム

発表元:「産業界のニーズ~」事業中部地域ブロック

「産業界のニーズ~」事業の中部地域グループは、10月29日に開催された、東海Bチーム(チームリーダー:名古屋産業大学)による今年度第2回目の連携FDの開催報告をサイトに掲載した。特に今年度の東海Bチーム連携FDは、各大学のインターンシップに関する講義をチーム校教職員が見学、議論することで自学の教育改善に役立てることを目標としており、今回は、名古屋産業大学の「インターンシップ合同報告会」の見学が行われた。

http://s-needs-chubu.pj.mie-u.ac.jp/tokai-b/2014/11/2fd.html

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主体性や発信力に対する評価やや高まる――「新入・若手社員に対する意識」を調査

発表元:大阪商工会議所

大阪商工会議所は、在阪中小企業の経営者・従業員を対象に、2014年度「上司・先輩に聞く! 新入・若手社員に対する意識調査」を実施、その結果を発表した。
「現在、職場に入社1~3年目の新入・若手社員がいる」と回答した上司・先輩社員に対し、その新入・若手社員の能力について尋ねたところ得意な分野は、「規律性」「傾聴力」「情況把握力」が上位に。また、昨年度に実施した同調査と比べると、新入・若手社員に対する肯定的な評価が増加。特に「主体性」「発信力」などにつき、その割合が増えている。

http://www.osaka.cci.or.jp/Chousa_Kenkyuu_Iken/press/141120ishiki.pdf

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「アクティブラーニング失敗事例ハンドブック」を公開――「産業界のニーズ~」事業中部地域ブロック東海Aチーム

発表元:「産業界のニーズ~」事業中部地域ブロック

「産業界のニーズ~」事業、中部地域グループのうち、「アクティブラーニングを活用した教育力強化」をテーマとする東海Aチーム(チームリーダー:名古屋商科大学)は、「アクティブラーニング失敗事例ハンドブック」を作成。地域グループサイト上で公開した。同ハンドブックは、チームの3年間の取組の最終成果となるもので、今後、アクティブラーニングが大学教育界に広がり深まるときに、どのような躓きの石があるかを予め知り、吟味しながら教育を設計できるようにすることを目指したもの。

http://s-needs-chubu.pj.mie-u.ac.jp/tokai-a/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%83%86%E3
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キャリア教育シンポジウム「大学におけるキャリア教育を考える」を12月12日に開催

発表元:岩手大学

岩手大学では、文部科学省「産業界のニーズ~」事業取組の一環として、大学におけるキャリア教育の今後のあり方について考えを深めることを目的として、シンポジウムを開催する。基調講演は、日本インターンシップ学会副会長、北海道大学高等教育推進機構准教授・亀野淳氏。また、岩手大学が取り組む「ジョブシャドウ(1日職場観察型インターンシップ)」体験学生によるプレゼンテーション、学生のための学内カンパニー「ECL(Enjoy Campus Life)」メンバーによる活動報告も行う。

【日時】 12月12日 13:30~16:00
【場所】 岩手大学工学部復興祈念銀河ホール

http://www.iwate-u.ac.jp/career/gp/news/index.html#news20141119-2

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弘前大学フォーラム「課題解決型学習と学生の主体的な学びIII」を12月19日に開催

発表元:弘前大学

弘前大学は、文部科学省「産業界のニーズ~」事業において、「地域企業と実践する課題解決型学習による主体的な学び」をテーマに、地域企業の抱える経営課題を素材に学生独自のアイディアで企画・提案を行っている。この活動につき、学生たちが取り組んだ課題の成果、そして自己の成長について発表の場として、弘前大学フォーラム「課題解決型学習と学生の主体的な学びIII」を開催する。

【日時】 12月19日 15:00~17:30
【場所】 ホテルナクアシティ弘前(旧:ベストウェスタンホテルニューシティ弘前)

http://www.hirosaki-u.ac.jp/sangyou/2014/11/1471.html

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秋田大学「キャリアデザイン基礎」に岩手大学学生・特任研究員が講師として登壇

発表元:秋田大学

秋田大学では、「産業界のニーズ~」事業の一環、教養教育科目「キャリアデザイン基礎」において、岩手大学より講師を招き、「キャリア形成におけるジョブシャドウイングの役割と効果」と題した講演を行った。講師として招かれたのは、特任研究員・高屋敷順子氏と、実際にジョブシャドウイング(1日職場観察型インターンシップ)に参加した4年次学生の渡辺恵輔氏、植松千尋氏の3名。

http://www.akita-u.ac.jp/acep/eventa/item.cgi?pro&94

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岩手大学「平成26年度ジョブシャドウ事後報告会」開催報告

発表元:岩手大学

岩手大学では、キャリア教育の一環として行っているジョブシャドウ(1日職場観察型インターンシップ)の事後報告会を11月1日に開催。同報告会には学生、受入事業所、大学関係者合わせて60名あまりが参加した。
ジョブシャドウは、官公庁や企業で働く社会人に一日影(シャドウ)のように寄り添って働く様子を観察、自分の将来を考える「きっかけ」や「気付き」を促すもの。今年で4回目となる2014年度のジョブシャドウは、1・2年生を中心に延べ43名の学生が、官公庁や企業など16の事業所を訪問した。

http://www.iwate-u.ac.jp/career/gp/news/index.html#news20141119

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滋京奈地域「産学協働連携協議会」第2回連携フォーラムを12月16日に開催

発表元:滋京奈地域産学協働連携協議会

「産業界のニーズ~」事業、滋京奈地域グループ(幹事校:京都産業大学)では、滋京奈地域産学協働連携協議会第2回連携フォーラムを開催する。テーマは、「滋京奈地区を中心とした地域社会の発展を担う人材育成に向けて――日本におけるインターンシップの特質を考える」。企業側からは社会貢献および採用の立場から、大学側からは教育の立場から意見を出し合い、これからの日本のインターンシップについて共に考える機会とすることを目指す。対象は一般企業・官公庁・大学関係者ほか。

【日時】 12月16日 12:00~18:00
【場所】 京都産業大学 むすびわざ館

http://www.jikeina-sangaku-renkei.com/joint_committee/%E3%80%8E%E6%BB%8B%E4
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[Vol.20]電気通信大学における就業力育成の取り組み

就業力育成は、多くの大学が直面する大きな課題だが、大学によって条件や状況・環境はさまざまであり、具体的な施策もそれぞれ異なるだろう。
このページでは(リクルート「カレッジマネジメント」誌と共同で)各大学に取材し、産業界との連携や地元自治体との協働によって学生の就業力を高めることに成功している取り組み事例などを、積極的に紹介していく。
今回は、2005年という早い時期から産業界とのつながりを生かしたキャリア教育に取り組み、「産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」関東・山梨ブロックの幹事校でもある電気通信大学で、福田喬学長にお話をうかがった。

0.電気通信大学の就業力の現状:課題認識

電気通信大学(以下、電通大)がキャリア教育に取り組み始めた2005年当時の課題認識について福田喬学長は、「工学系高等技術者への社会からの要請」をあげる。
「ますます高い知識や技能が求められる『高度知識基盤社会』の中で、工学系高等技術者の育成を考えたときに、今までのいわゆる学問ベース、下から積み上げていくだけの教育ではダメなんじゃないかということがあります。もちろん学問ベースは必要だけれども、社会というものを視野に入れて、自分との関わりをいつも認識しながら、あるいは認識に向けた行動を起こしながら、専門性を上げていく教育にしていくべきではないかと。この課題は今でもそれほど変わっていないと私は思います」

福田学長が憂慮するのは、学生が高校から大学に進むときに起こるべきパラダイム変換が起こっていないことだ。情報の取り入れ方が非常にバーチャルで、ある種、漠とした社会認識の下に学生たちは大学に入って来る。それで専門性を身につけようというのは「ちょっと何かが足りないのではないか」と言う。

そこで、入学後のなるべく早い時期に、将来就業しようとしている産業界の状況を認識しつつ、専門性に入っていくことをキャリア教育の軸に据えた。それによって学生の目的意識も高まり、専門についても「本当の修学」になるのではないかという。

1. 産業界の話を聞き、現場を見る

「2004年に産学官連携センターの竹内利明特任教授と議論をして方向性を作り、翌2005年にキャリア教育をスタートさせました。その頃、理工系のキャリア教育というのは実はあまりモデルがなく、単に社会と接触させればいいというものでもないので、どのような教育体系を作ったらいいのか、非常に悩みました」
最終的に落ち着いたのは、学生に産業界の人の具体的な意見を聞かせることと、早い段階で産業界の現場を見せる事業所見学。これが大きな2つの柱となった。いずれも選択科目として始まり、現在は必修となっている。


http://www.uec.ac.jp/about/publicity/pamphlet/pdf/hikaru_2014.pdf

「人事や経営にある程度の経験を積んだ、トップに近い方にお話しいただく。並行して、本学の卒業生をメインに、現場で活躍している若手の話も聞かせています」
事業所見学は、IT企業のような“単なるオフィス”もあるが、雰囲気だけでも直接感じさせることに意義があるという。またこのときも、若い社員に話を聞く。現場で聞く話はやはり実感が違うだろう。最初の頃は10社前後だった協力企業数は、昨年50社近くと順調に増えている。見学は1カ所とは限らず、だいたい1人の学生が2カ所ぐらいに行くという。
「見学に行くのは1年生で、教員が同行しますが、大変なのですよ、ケアが。見学前には、必ず大学に集合して、服装チェック。スリッパとか破れたジーパンとかで来る学生がいますから。企業の人たちに自分たちが請うて見学させてもらって、そこから学ぼうとする姿勢を、自分自身の態度で表さないといけない。最初はそういう教育から始まるのです」

話は聞きっぱなし、見学は行きっぱなしでは、当然大きな教育効果は得られないので、レポートを書かせるが、そのチェックは教員にとって大きな負担となる。そこで、産業界のOBをメインに、ティーチングアシスタントを広く募集した。
「学生をグループにまとめてやるので、チームティーチングアシスタント、TTAと呼んでいます。現在は60人近くのTTAが、学生と同じ講義を聞いたり、事業所見学に同行したりして、TTA同士でお互いアドバイスやディスカッションをしながら、レポートチェックをしています」

このように電通大のキャリア教育は、産業界の力を借りてスタートした。その経緯や構築されたシステムには、他の大学に比べて産業界OBとの距離が近いことが表れている。「それは本学の有利な点です。もっともっとうまく使わなきゃいけないですね」(福田学長)

2.PBL型の授業の推進

「話を聞く」「現場を見る」の次のキャリア教育として始めたのは、課題の解決に向けて議論し、行動し、学ぶという、PBL(Problem Based Learning)型の授業だ。

3年生の選択科目「エンジニアリングデザイン」は、キャリア教育の一環と位置づけられたPBL授業だが、そこでこんな事例があった。
電通大のキャンパスは、都道をはさんで東と西の2つに分かれていて、交通量の多い都道の横断は、教室移動などで非常に危険なルートになっている。大学は、20年ほど前から信号機の設置を警察署に依頼してきたが、すぐ近くに他の信号機があるなどの理由で設置されないままになっていた。
「それを学生たちがPBLの課題にして、ものすごい調査をしたんですよね。こういう形で信号機が設置されている事例があるとか、こういうところに適したこういうシステムの信号機があるとか。そしてその調査結果を持って警察署にインタビューに行った。そうしたら去年、信号機がついたのです。すごい成果でしょう。こういう行動力が出てきたことは、非常にいいと思うのです」

キャリア教育全体の成果としても、例えば7、8年前には海外インターンシップ生はゼロだったのが、昨年は20数名が行くなど、能動性が出てきたという。

3.専任教員にどう関わってもらうか

キャリア教育を進めるうえでの課題は、「専任教員に関わってもらう環境形成の難しさ」だ。10年かけて、徐々に関与度は上がってきたものの、「導入、途中の教育、最終的な評価まで、すべての階層で専任教員が関与するというシステムまではまだ行っていない」と福田学長は言う。
「この問題点への解決策のひとつがTTAであったと思います。しかし今後もこのままで行っていいのか。本来的には専任教員がそれぞれの専門教育の中で、学生に産業界とのかかわりを考えさせ、自分自身のキャリアを形成しデザインしていく能力を身につけさせなければいけない。それをどう実施していくかが次の課題だと思います」

4.多様な大学が集まる産業界ニーズ事業

電通大は文科省「産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」関東・山梨ブロックの幹事校である。14大学からなるこのブロックは、東京・神奈川・栃木・山梨というやや不自然な区割りに加え、工学系単科の電通大もあれば、看護大学も音楽大学もある。「最初、こんなに人材育成目標が異なる大学同士のグループで、キャリア教育という柱を、どこにどのように建てたらいいのか、非常に悩みました」

悩んだ末に、「それぞれの分野に則してスタートとターゲットは違っても、目標に到達するまでの手法、教育方法にはひょっとすると共通するものがあるのではないか」という観点を14大学の共通認識とした。
「例えば本学のTTAの取り組み。あるいは音楽大学で、音楽家、地域の音楽振興に関わる人材などの育成にあたって作り上げている、地域との関わりやインターンシップのシステム。そういった事例をもとに議論をして、『共有できる教育手法』を課題、または成果の一つに置こうということで動かしています」

2014年度には、産業界ニーズ事業に付随する「テーマB:インターンシップ強化等の取組拡大」でも、電通大を幹事校に「広域多摩中小企業インターンシップ推進事業」(関東・山梨ブロックのうち7大学の連携)が採択された。

5.グローバル化とイノベーション

今後の方向性は、「ありきたりの言葉で言ってしまえば、グローバル化とイノベーション」だという。

イノベーティブ人材育成を強く意識したのが、電通大を主幹校に全国7大学が連携した『スーパー連携大学院』というプログラムだ。ヨーロッパで、産学官連携のイノベーティブPh.Dという名称の学位が出てきているのを参考にしているという。
「学部レベルへの適用は難しいものですが、学部から大学院まで一貫の形の中でそういう人材を育成する体制を作り上げたいと思います」。学部卒業生の6割程が大学院に進学する電通大では、キャリア教育も学部だけでは完結せず、おのずと大学院を含めたものとなるわけだ。

グローバル化に関しては、「グローバル・アライアンス・ラボ」という、外国の大学と相互に研究室を設置するプロジェクトを文科省に申請した。
「例えば中国の上海交通大学やタイのキングモンクット工科大学ラカバン校、ロシアのモクスワ理工大学、それからフランス、ドイツなどの大学と、お互いに自分の大学の研究室を相手の大学に置いて、教員も学生も数カ月単位で行き来する形を考えています。学生は両方の教育を受けることになり、次のステップである、ジョイントディグリーにもつながっていくと考えています」

大学生向けイベント「“横浜まちなか留学”のススメ」を12月7日に開催

発表元:特定非営利活動法人エティック

NPO法人ETIC.は、「横浜でワクワクするような人や場と出会い、学びたい」「大学4年間でいろんな経験をして、人生を自ら切り拓きたい」などと希望する大学生に向け、「“横浜まちなか留学”のススメ~出会って、話して、自分の将来を考えるキャリアイベント~」を開催する。イベントでは、キャンパス外でさまざまな挑戦をする学生、横浜を拠点に活躍する経営者を招きパネルトークほかを行う。応募に際し所属大学、学部・学年は不問。

【日時】 12月7日 15:00~18:00
【場所】 フーズマイルぐりぐら

http://www.etic.or.jp/etic/seminar_detail.php?id=701

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インターンシップ報告会を12月13日に開催――「産業界のニーズ~」事業、関東山梨地域大学グループ

発表元:創価大学

「産業界のニーズ~」事業、関東山梨地域大学グループ(幹事校:電気通信大学)では、12月13日にインターンシップ報告会を開催する。同グループは大きく3つのテーマを掲げており、報告会はこのうちテーマ3「産官学地域共同によるインターンシップの高次化」(リーダー校:創価大学)の活動の一環。報告会では、グループ内の12大学から全14組のインターンシップ経験学生が出場、発表を行う。

【日時】 12月13日 13:30~17:05
【場所】 電気通信大学 新C棟203教室

http://keizai.soka.ac.jp/s_internship.html

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「武蔵野大学FDシンポジウム」を11月30日に開催

発表元:武蔵野大学

「産業界のニーズ~」事業、関東山梨地域大学グループ(幹事校:電気通信大学)の副幹事校、武蔵野大学では、11月30日に「うごきだした日本の力、女性の力」と題したFDシンポジウムを開催する。石巻日日新聞社常務・武内宏之氏とミュージシャンで武蔵野大学講師のう~み氏との基調対談、事例紹介「武蔵野大学 産学連携教育の挑戦」のほか、パネルディスカッションなどを予定。

【日時】 11月30日 13:00~16:30
【場所】 武蔵野大学 有明キャンパス3号館3階

http://www.musashino-u.ac.jp/career_international/fd_symposium2014/outline.html

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「地域若者チャレンジ大賞2014」総合グランプリ受賞報告

発表元: 特定非営利活動法人コラボキャンパス三河

全国で実施されてきた、優れた「実践型インターンシップ」の取り組みを選ぶ「地域若者チャレンジ大賞2014」の全国大会が11月7日に開催。東海ブロック代表として出場した、「すべては聞こえのために!~家業から企業へ受け継ぐべきは想いの背中~」プロジェクト(受入担当:あいち補聴器センター・天野慎介氏、インターン生:落合愛実さん、コーディネーター:コラボキャンパス三河・松林康博氏)が総合グランプリを受賞した。

http://cc-m.net/blog/2014/11/10/gp/

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札幌市立大学、講演会「医療・福祉分野でのデザイン人材の活用」を12月4日に開催

発表元:札幌市立大学

「産業界のニーズ~」事業、北海道・東北ブロックに属する札幌市立大学では、事業の一環として、講演会「医療・福祉分野でのデザイン人材の活用」を開催する。講演は地方独立法人・北海道立総合研究機構、及川雅稔氏による「デザイン人材の活用は、事業活動に何をもたらすか?」。対象は札幌圏の医療・福祉団体の管理者や人事担当者。

【日時】 12月4日 18:10~19:40
【場所】 札幌市立大学桑園キャンパス「大講義室」(大学院棟1階)

http://www.sangyoukai-needs.scu.ac.jp/news/index.html#news40

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「産業界のニーズ~」事業・北海道・東北地区ブロック「学生発表会2015」を2015年2月7日に開催

発表元:秋田大学 教育推進総合センター(ACEP)

文部科学省「産業界のニーズ~」事業、北海道・東北地区ブロック大学グループ主催「学生発表会2015」が、次の日程で秋田市で開催される。詳細は決定次第公開の予定。

日時:2015年2月7日(土)10:30~17:00
場所:秋田市明徳館ビル2階 カレッジプラザ

https://www.facebook.com/ACEP.Secretariat/posts/665788693539592

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「自律的職業人育成プロジェクト」成果報告会開催報告

発表元:鹿児島国際大学

文部科学省「産業界のニーズ~」事業、九州・沖縄グループに属する鹿児島国際大学では、去る10月29日に「地域力を生む自律的職業人育成プロジェクト成果報告会」を鹿児島市内で開催。同大学サイト上で開催報告を行った。当日は学生や受け入れ企業の関係者、鹿児島国際大学と「産学連携基本協定」を結んでいる鹿児島相互信用金庫関係者ら約130人が出席。基調講演のほか、同大学が特に注力しているインターンシップの参加学生による報告などが行われた。

http://www.iuk.ac.jp/topics/topics_entry.php?eid=00500

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提言「グローバル時代の企業が求める人材の育成について~大学教育への期待~」を発表

発表元:四国経済連合会

四国経済連合会は、提言「グローバル時代の企業が求める人材の育成について~大学教育への期待~」を取りまとめ発表した。
グローバル人材へのニーズが高まっている一方で、四国の企業では「そうした人材の確保が四国では難しい」「人材育成には大学の役割が大きい」といった声が多い。提言では、「挑戦心や課題解決力等の養成につながる学習方法の拡充」「グローバル人材、イノベーション人材育成の組織・仕組みの構築」「実践的な英語教育を中心に大学の国際化を進める取り組み」を特に四国の大学に求めている。

http://www.yonkeiren.jp/globaljinzai201411.pdf

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インターンシップグループ成果報告会を11月29日に開催――「産業界のニーズ~」事業、九州・沖縄・山口地域大学グループ

発表元:「産業界~」九州・沖縄グループ幹事校(福岡工業大学)事務局

「産業界のニーズ~」事業、九州・沖縄グループのうち、「インターンシップグループ」(リーダー校:福岡県立大学)では、「インターンシップグループ成果報告会」を開催する。グループが取り組んできた効果的かつ継続可能なインターンシップ実施のためのモデルプログラム開発の成果共有を目的としたもので、グループに属する9校それぞれが報告を行う。

【日時】 11月29日 13:00~17:00
【場所】 福岡工業大学 C棟地下ホール

http://www.fit.ac.jp/sogo/kyouiku/fd/weblog/archives/1718

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学修成果発表会を12月7日に開催――「産業界のニーズ~」事業、九州・沖縄・山口地域大学グループ

発表元:「産業界~」九州・沖縄グループ幹事校(福岡工業大学)事務局

「産業界のニーズ~」事業、九州・沖縄グループでは、「平成26年度学修評価グループ人材育成プログラム・学修成果発表会」を開催する。学修評価グループ(リーダー校:九州国際大学)に属する8大学が合同で実施した人材育成プログラムによりもたらされた経験と成長を、学生自身が振り返り発表。また、パネルシンポジウムにより、社会的ニーズの高いスキルの育成と評価についてグループが得た知見を紹介する。

【日時】 12月7日 13:00~19:00
【場所】 九州共立大学 自由ヶ丘会館

http://www.fit.ac.jp/sogo/kyouiku/fd/weblog/archives/1710

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